目次
1 日蓮の生涯(居住地とその期間;生涯研鑽の日々 ほか)
2 御書とそのことば(五大部・十大部;真蹟(真筆)の文字 ほか):3 暦と元号(十干・十二支;年数計算の方法 ほか)
4 鎌倉時代の政治と社会(鎌倉時代の官職と位階;鎌倉時代の征夷大将軍 ほか)
5 門下群像(四大檀越(富木常忍、四条金吾、池上兄弟、南条時光)
消息(手紙)を多くもらった門下 ほか)
著者等紹介
小林正博[コバヤシマサヒロ]
1951年、東京都生まれ。東洋哲学研究所主任研究員。創価大学非常勤講師。学習院大学法学部・立正大学仏教学部卒。立正大学大学院博士課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yoshinori Osaka
6
日蓮遺文は大まかに言うと、論文と手紙のこと。鎌倉時代を知るためにも貴重な資料となっている。門下への手紙はご供養(いただきもの)に対する心のこもったお礼から始まるものが多い。2015/11/04
masa
0
読んで良かった!知れば知るほどすごい人だ。日本の誇りです!2014/01/30
微
0
やっと読み終わりました…。大聖人が法難に遭ったのが享年から数えると人生の晩年の50歳代のことと知り、人生年を取らないと何があるのか分からないなーと思いました。2013/12/05
悠里
0
日蓮聖人の御書に関する豆知識が得られる。 ・当時の暦の読み方や、政治制度・有力寺院の解説等があり、時代背景を知るのに重宝する。 ・真跡での字の大きさ等、活字には現れない配慮がある。一度、真跡を見てみたくなる。 ・唱題行,勤行,葬式について、御書から実践様式を探っている。 ・梅原猛等が日蓮聖人の表現がオーバーであり、松葉ヶ谷の法難で数千人の襲撃に合うという御文を否定していた。それに対して反論が展開されている。 日蓮聖人の徹底した態度を考えれば、表現がオーバーであると単純に片付けるのは、間違いだと思2013/08/17
そーすけ
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様々な疑問を解決できたり、新たな発見があった一冊。「日蓮の生涯の確実な事績」「真蹟の文字」「門下へ消息が届くまで」「門下の男女比」「勤行の内容」など、かゆいところに手が届く内容。日蓮や遺文について理解するための好著。これから何度も参照することになりそう。2013/04/28