内容説明
創価学会創立70周年記念出版。最新の日蓮研究の成果をふまえ日蓮大聖人の御一生を網羅する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
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特徴として『日蓮大聖人御書全集』(創価学会版)に対応しており、当然ながら、日蓮正宗(日蓮→日興)の立場を踏襲している。又、創価学会は二十五年の歳月をかけその教学において自らの立場を鮮明にしてきたが、本書はその過渡期にあたる(例えば『聖人御難事』の「余は二十七年なり」の文意の解釈)。上記を差し引いても、日本法制史、仏教学・印哲、日本宗教史の学者が執筆しているので「歴史の中の大聖人を学ぶことができる年譜」(序文)というコンセプトは成功していて普通に読み物として面白い。網野善彦『蒙古襲来』と一緒に読みたい感じ。2015/12/30
masa
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日蓮がなぜ国を諌めることにこだわったか?そしてこれほど迫害され続けた宗教者も珍しい。 多くの宗教者が京都で悠々と暮らしている時に、鎌倉の大震災、疫病の現場にいた日蓮。その民衆の苦しみを解決したかったのだと思う。2014/02/20