感想・レビュー
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Ikkoku-Kan Is Forever..!!
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初夏である。静かな昼下がりの東大本郷キャンパスのベンチに腰を掛けている原田稔の足元で新緑の木々からのぞく木漏れ日が揺れている。「学生時代、六〇年安保の挫折から、苦悶の果てに、日蓮大聖人の仏法に覚醒し、創価学会の運動にたどり着いた」筆者が「キャンパスの一隅にある時計台近くのベンチに腰かけながら、じっくりと語り合うような思いで綴」った青年との五〇の問答集。七十年代の本なので時代を反映しているが、何より驚いたのは『丸山眞男講義録』など出ていない当時にあってその内容に触れている箇所。講義を聞いてたんだろうか。 2016/05/03
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