内容説明
二人の哲人がインド・中国・日本の叡智に光をあて、平和と共生の道を提示する。
目次
新世紀の文化と哲学
東洋思想と近代化
ガンジーと法華経
未来に精神の大河を
世界市民の哲学
ミリンダ王と大乗仏教
鳩摩羅什と仏教東漸
釈尊の悟り―人間の宗教
民衆のために―釈尊の弘教の旅
古代世界の「文明間対話」―西方への仏教の影響
「第三の千年」開くインド・中国の精神的伝統
“生命宇宙”への探究―天台の“一念三千”
日蓮大聖人と「法華経」
文明間対話に向けて
SGI運動と菩薩道
著者等紹介
池田大作[イケダダイサク]
創価学会インタナショナル(SGI)会長。創価学会名誉会長。1928年東京都生まれ。創価大学、アメリカ創価大学、創価学園、民主音楽協会、東京富士美術館、東洋哲学研究所などを創立
チャンドラ,ロケッシュ[チャンドラ,ロケッシュ][Chandra,Lokesh]
インド文化国際アカデミー理事長。1927年インド・アンバラに生まれる。父親はサンスクリットの権威ラグヴィラ博士。ラホールのバンジャブ大学で言語学修士号、オランダ・ウトレッチ大学で博士号を取得。インド国会議員(1974~1986)などを歴任。サンスクリット、パーリ語等22カ国の言語に精通。仏教に関する著書が462冊
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
2
内容はAmazonに完璧なレビューがあるのでおいておくとして、法華経の一部を世界で初めて英訳したのがアンリ・ソローで、しかもそれが薬草喩品というのがツボだった。(ウジェーヌ・ビュルヌフが「薬草喩品」を仏語に訳したものを英訳したらしい)2021/01/18
meirokun
1
現代人が悩み続けている根源的な問題の処方せんについて書かれています。この本を読める、少しでも理解出来るって人は幸福だと思うし、そうでなければ西洋思想や他の邪儀に惑わされて生きていく、謂わば無明に包まれた人生を歩むのでしょう。チャンドラさん、こんなにも理解者だったのか。こんなにもサクサク進む作品は過去現在のシリーズでは無かったぞ。2011/08/26