内容説明
ユダヤ人で、くず屋の息子。差別をはね返し、ハリウッド・スターとして活躍した男の痛快な自伝。
目次
イーグル通り46番地
高校
キャンパスのヒーロー
ニューヨーク、ニューヨーク
ダグラス少尉
民間人
ハリウッド
スター
強迫観念
それから
ピアを追って
イスラエル
ムッシュー・ダグラス
アン
情事
シニョール・ダグラス
本国
ブライナ・カンパニー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャンズ
1
アクの強い俳優マイケル・ダグラスが好きで、その父に興味を持ちこの本を手に取った。ユダヤ人であるが故に若い時には苦労をした。感の良さ、媚びない生き方に共感した。本気の恋愛をしながらも他の女性がいるのは映画俳優だからなのか?「俳優という非現実性を現実の人生に忍びこませて身を守る。この本を書いている理由は自分を見つめる為」と。ありのままのカークに出会える。下巻に行くぞ。2016/05/12
tekka
0
「なるほどユダヤ人であるために足蹴にされるのは、別に珍しいことではなかった。しかしアイロンのきいた服を着た、こんなに爽やかな、洗いたてのようなアメリカの少女とは、どうしても結びつかなかった。信じられなかった。彼女の家は金持で、父親も大学出だと聞いていた。それまで私は、ユダヤ人を嫌うのは近所の移民のような連中で、教育もなく、過酷な生い立ちの人たちだとばかり思っていたのだ。」2020/03/12
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