出版社内容情報
暴力と不幸の根本的原因を分析し、
社会を平和と幸福の方向に変革する具体的な方途を示す。
2020年に刊行された『共存と福祉の平和学』を大幅に改訂し、
イスラームと仏教の幸福観・平和思想にも論及した、
著者の集大成ともいえる一冊。
内容説明
仲良く、幸せに生きるために。暴力や不幸の根本的原因を分析し、社会を平和と幸福の方向に変革する具体的な方途を示す。
目次
第1部 暴力:争いと貧しさの原因(戦争の原因:人間の暴力と農耕牧畜社会;戦争の原因:国民国家と経済的要請;貧困・格差の現状;貧困・格差の是正)
第2部 暴力にあらがう志向:長く広く共に下から(平和を目指して:非暴力と非殺人;長い時間:宇宙と人新世;もう一つの道:脱成長と新時代;広い視野:有情も非情も;共に生きる:共感・共同・共有;幸せとケア:しなやかな強さと奇跡の存在)
第3部 宗教と戦争:イスラームと仏教の幸福・平和と最近の戦争(イスラームと仏教の幸福;イスラームと仏教の平和;イスラエル・パレスチナ紛争の歴史と現在;ウクライナ戦争とイスラームの共存様式)
著者等紹介
岩木秀樹[イワキヒデキ]
1968年、兵庫県尼崎市生まれ。2000年、創価大学博士後期課程修了、博士(社会学)。創価大学・神戸学院大学非常勤講師、公益財団法人東洋哲学研究所研究員。専門は、平和学・中東イスラーム学・国際関係学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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