出版社内容情報
ジェンダー・セクシュアリティと法制度の関わりを研究する著者が、LGBTという言葉を手がかりに、多様な性に関する常識の編み直しを試みる。
本書の第1部では、多様な性を生きる人々の生活を描くことを通じて、当事者の声から私たちの社会を見直すためのヒントを探っていく。第2部では、全ての人が「個人として尊重」される社会を展望していくために、多様な性に関わる言葉について整理し、日本社会の現時点での課題について考察する。補章では、「多様な性」理解増進法についての対談も収録。
いかなる性を生きる人も「個人として尊重」され、安心して暮らしていくために、この社会に必要とされているのは何かを考察する一書。
■推薦 はるな愛(タレント)
「みんな違ってみんないい。でも、みんな一緒がもっといい」
まさにこの言葉がハマる素晴らしい一冊です。
内容説明
多様な性を生きる当事者の声から学ぶ。LGBTに関する先入見を更新できる。LGBTの当事者のカミングアウトへの思いがわかる。誰もが自分らしく生きられるためのヒントがここに。
目次
第1部 わたしたちはここにいる(相方と仲間―パートナーとコミュニティ;好きな女性と暮らすこと―ウーマン・リブ、ウーマン・ラブ;フツーを作る、フツーを超える―トランスジェンダーの生活と意見;社会の障壁を越える旅―ゆっくり急ぐ)
第2部 全ての個人の尊重に向けて(多様な性を考えるための言葉;日本社会の課題と展望;対談 全ての人が自分らしく生きられる社会に(谷合正明×池田弘乃))
著者等紹介
池田弘乃[イケダヒロノ]
1977年、東京生まれ、山形大学人文社会科学部教授。専攻は、法哲学、ジェンダー・セクシュアリティと法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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みどりちゃん