内容説明
その本質とは何か。敬虔なキリスト教徒として知られる作家・佐藤優氏と日蓮仏教研究者で僧侶の松岡幹夫氏による「創価学会」対談。
目次
第1章 変わり続ける「生きた宗教」
第2章 学会の政治参加の本質
第3章 世界宗教への飛躍
第4章 宗教改革と創価学会
第5章 国家との向き合い方
第6章 「言論問題」再考
第7章 「折伏」と創価学会
第8章 三代会長を語る
第9章 創価学会の未来を展望する
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予付有罪確定。13年6月執行猶予満了。著書に、『国家の罠』(新潮文庫、毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(同、大宅壮一ノンフィクション賞)など多数
松岡幹夫[マツオカミキオ]
1962年、長崎県生まれ。東日本国際大学教授、同東洋思想研究所所長。創価大学教育学部卒。東京大学大学院総合文化研究科・博士課程修了。博士(学術・東京大学)。86年、静岡県の日蓮正宗大石寺で得度し僧侶となり、雄茂(ゆうも)と号した。92年、大石寺を離れ青年僧侶改革同盟を結成。その後、日蓮研究者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
39
図書館本。創価学会についての知識を入れる必要が生じたため。クリスチャンであり、知の巨人でもある佐藤優氏と、松岡幹夫氏との対談がどのような展開を見せるのか楽しみにしていたが、どうも佐藤氏の論調が前著『創価学会と平和主義』と比べても学会におもねる内容を感じさせる。それは学会を調子に乗らせて崩壊の道筋を作っているとも捉えられなくもないが、あまりの露骨且つ貧弱。池田教になったらなぜまずいのか、それをこんぽんからろんじなければならないだろう。★★★★★2018/10/29
かごむし
19
かの有名なキリスト教徒の佐藤氏と、元日蓮正宗の僧侶であった松岡氏が、創価学会について語った本。僕は創価学会の会員であるので、そういう立場でこの本を読んだ。外部からの視点という意味では刺激的でもあったが、議論が核心をつくようでつかない物足りなさもあった。事実として間違ったことは言ってないけど、そうかな?と思うことも多くて、後半はずっとモヤモヤした。佐藤氏が創価学会の若いメンバーに向けた「人間革命、新・人間革命などの池田会長の著作をしっかりと読み、学びなさい」(趣意)という一文が、この本で一番の名言だった。2016/01/09
Happy Like a Honeybee
12
ゴルバチョフが宗教の自由を緩和した事が、ソ連崩壊の要因の一つと。中国に布教すると? 戦前の宗教弾圧時、当局はあえて小さな団体を狙った。 9条改正を阻止するなど、右傾化する政治団体権力の暴走監視に期待がかかる。2016/02/11
にゅにゅぱんだ
6
同志社大学院を神学研究科で出たほどのバリバリのキリスト教徒の佐藤優氏が創価学会をほっとけないという感じで話されているのが面白い。池田教と揶揄されることなど気にせずにもっと池田会長の重要性を堂々と打ち出すべきとか、創価学会は自分達の力を過小評価しすぎ、とか。そんだけ言いながら、自分はキリスト教徒なんだねw 彼は彼で命がけでキリスト教徒なのだろう。宗教を持つというのはそういうことなのか。そういえば、宗教がわからない人が創価学会を政治的に批判しても的外れとも。2016/05/17
らふぃん
5
④もう少しふかんした感じかと思ってたら、創価学会絶賛すぎだった 創価学会ってなんだ?て疑問がとけるかなと思って、読んでみたけど、 これだけ絶賛だと鵜呑みにするのがこわいわね 2016/10/30
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