わが映画インドに始まる―世界シネマへの旅

わが映画インドに始まる―世界シネマへの旅

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784476031782
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

内容説明

黒沢明と共にアジアから世界へ不滅の作品群を放射し、アカデミー賞受賞の直後に逝く、世界的巨匠が遺した唯一冊の映画論。

目次

第1部 インド映画の中で(インド映画の問題点;ベナレス日記抄―「大河のうた」ロケーション;「大地のうた」完成まで;あるベンガルの映画制作者が抱える問題;“音楽ホール”への回り道;映画制作;禍転じて福;私の映画技法;歌とインド映画;マハラジャ会見;インドのヌーヴェル・ヴァーグ)
第2部 世界の映画と(カルカッタのルノアール;私の見たイタリア映画;ハリウッド―今と昔;イギリス映画諸感;外なる静寂秘めたる炎;モスクワにて;チャップリンの「黄金狂時代」;小男の偉大な書物;黒沢明;日本印象記;ヌーヴェル・ヴァーグと巨匠;無声映画;ジョン・フォード賛頌)
サタジット・レイ監督フィルモグラフィ
サタジット・レイの映画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うちこ

7
欧米の映画のほか邦画にも言及されていました。 交流のあった黒澤監督の作品だけでなく小津安二郎、溝口健二、衣笠貞之助、五所平之助、市川崑、勅使河原宏、羽仁進、小林正樹、新藤兼人らの監督の名前がありました。 日本印象記では三十三間堂を「仏像がまるでフットボール・スタジオアムの観衆のように、列をなして並んでいた」と描写し、奈良の大仏は「信じがたいような成金趣味」と書かれ、日本の人の本領を修学旅行に来ている学童たちに見出しています。さすがの観察眼。世界のミフネ以外では田中絹代、森雅之、京マチ子を評価していました。2024/04/24

瀟八

0
「自由放任主義の擁護者によれば、おしとやかさこそが、その初めからついには観客が公共の映画館でヘアーを垣間見る時代にいたるまで、映画を汚し、ゆがめてきたというのである。……そのような見方は、すべての芸術に本来備わり、また、すべての芸術家の特権でもある、暗示するという力を無視している点であやまちを犯している。」 「しかしこれは、映画というものは、ただあなたがそれをどう考え、それをどう使うかであり、何人かの軽率な物知り顔の連中が、映画はこうあるべきだと考えるようなものではないということを簡潔に証明している。」2024/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/245353
  • ご注意事項

最近チェックした商品