内容説明
精神科医として診療にたずさわる年月が経つにつれて、私は「愛と性」という問題に、真剣に立ち向かわねばならないことを痛感してきました。この問題に、心理学的な側面から光をあてるとき、そこに何が浮かびあがってくるのか―これが本書を書きはじめた動機です。…リアルに展開される、出会いの青春論。
目次
第1章 男と女(性の違いと性格;男とセックス;セックスと女の心理;うつ病と嫉妬;性の役割;男の性的衝動;女の性的衝動;征服欲)
第2章 愛と性(生の本能―エロス;自己保存と種族維持;欲求と衝動;愛する本能;精神分裂病;身体のなかの私;恋愛とセックス)
第3章 性格と人間関係(性格とは;性格の形成;授乳と性格特徴;口唇期の影響;性的倒錯;サディストの性;エディプス・コンプレックス;同性愛)ほか