アイヌ神謡集辞典―テキスト・文法解説付き

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  • サイズ A5判/ページ数 504p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784475018647
  • NDC分類 829.2
  • Cコード C0087

出版社内容情報

知里幸惠著「アイヌ神謡集」に現れる語彙、現代アイヌ語文法を簡略に示した本。第1章「アイヌ神謡集」の言語、第2章「アイヌ神謡集」テキスト、第3章「アイヌ神謡集」辞典(逆引き付き)、第4章「アイヌ神謡集」関連書誌。

内容説明

本書は『アイヌ神謡集』に見られるアイヌ語の単語および単語構成要素を網羅的に分析した辞典であり、索引を兼ねる。さらに、『アイヌ神謡集』のテキストに関する解説と同テキストに基づくアイヌ語文法概説、原テキストと改訂されたテキスト、『アイヌ神謡集』に関連する書誌が付記されている。

目次

第1章 『アイヌ神謡集』の言語(『アイヌ神謡集』に関する一般的知識;『アイヌ神謡集』のテキスト;『アイヌ神謡集』の文法)
第2章 『アイヌ神謡集』テキスト(梟の神の自ら歌った謡「銀の滴降る降るまはりに」;狐が自ら歌った謡「トワトワト」;狐が自ら歌った謡 ほか)
第3章 『アイヌ神謡集』辞典
第4章 『アイヌ神謡集』関連書誌

著者等紹介

切替英雄[キリカエヒデオ]
北海学園大学助教授(アイヌ語学)
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感想・レビュー

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1
鑑賞用ではなく研究用の『アイヌ神謡集』。言語の音に酔える人間には面白い。只、言語の保護に意味があるか私は懐疑的。言語の保存は至難。率直に言うなら不可能。可変性を本質とする言葉故。全ての音と用法を現す文字も文法もあり得ない。だから、唯々使用し続け、痕跡を積むしかない。つまり言語の保護とは唯一言語を恣意的に変容させ排除しないことだけなのだろう。研究の意義はある。しかし、生活に用いられなくなった言語は既に言語ではない。世界一保存されている古語の1つ古典ギリシャ語からそう感じる。アイヌ語の今はどうなのでしょう。→2010/10/08

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