内容説明
本書の原点は、主としてマツダ技術陣の努力によってREがより良いエンジンを求めて営々と続けられて来た内燃機関改良史にれっきとした地歩を占めるようになり、また、現に発展しつつある以上、その将来を問う意味でもREの発達を日本の産業技術史のひと齣という観点から押えておかずには済まされないという状況そのものにある。かくて本書は1、2章でマツダのREのメカニズムをひと通り概観し、3章でRE発展前史を少し広い視野の中で明らかにした上、より身近な局面に目を向ける、という構成を採った。
目次
1章 ロータリーエンジンの基本構造
2章 ロータリーエンジンの作動メカニズム
3章 ロータリーエンジンの成立
4章 ロータリー戦国時代への回顧
5章 ロータリーエンジンの現代的発展と将来