出版社内容情報
自治体行政の実務と理論の橋渡しをめざす地方行政実務学会が、そのための研究会を設置して、約3年半にわたる自治体の新型コロナ対応の実態について、全国の自治体でのアンケートをもとに実証的に分析。自治体における首長のリーダーシップ、関係機関との連携、人事組織、デジタル化の実態など課題を明らかにし、自治体に対し、今後の危機管理において求められることを提言する。
○感染対策、経済対策、ワクチン接種など多岐にわたる分野において、国と都道府県・市町村がどのような役割分担を行い、連携・対立してきたか、多角的な視点から分析。
○全国の自治体における首長のリーダーシップ、保健所・医療機関の役割、独自の工夫や対応策、経済対策の実施状況など、具体的な事例を多数紹介し、成功と課題の両面から検証。
○今後起こり得るパンデミックを含む多様な危機に柔軟に対応できる、より強靭な行政システムの構築のための提言。
目次
第1章 新型コロナ対応の経過と検証の視点
第2章 新型コロナ対応における首長のリーダーシップと特措法・条例
第3章 新型コロナ感染対策における保健所と医療機関の役割
第4章 コロナ禍の生活支援とワクチン接種の推進
第5章 新型コロナ感染症が地方経済と自治体財政に与えた影響
第6章 新型コロナ対応に伴う自治体の人事・組織運営・デジタル化
終章 新型コロナ対応検証の成果と残された課題
資料編
著者等紹介
礒崎初仁[イソザキハツヒト]
中央大学法学部
津軽石昭彦[ツガルイシアキヒコ]
関東学院大学法学部
大谷基道[オオタニモトミチ]
獨協大学法学部
井上武史[イノウエタケシ]
東洋大学経済学部
稲継裕昭[イナツグヒロアキ]
早稲田大学政治経済学術院
竹内直人[タケウチナオト]
京都橘大学経済学部
和田一郎[ワダイチロウ]
獨協大学国際教養学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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