出版社内容情報
さまざまな場面に潜むLGBTQ+関連の法的諸問題を知ることで、個人、行政、企業等から相談を受けた弁護士が、正しい知識をもとに対応するための一冊。LGBTQ+の現状と最新の動向も踏まえて、法律相談対応事例をQ&A形式でわかりやすく解説した『改訂版 LGBT法律相談対応ガイド』の新訂版。
○最新判例の動向や新法、行政、企業等におけるLGBTQ+関連の法的諸問題を把握できる
○LGBTQ+関連の法律相談対応事例や知っておきたい基礎知識をQ&A形式でわかりやすく解説
○LGBTQ+関連の法律相談対応事例を通じて、弁護士としての基本的な心構えを身につける
【目次】
第1章 LGBTQ+の理解
1 性の多様性について
Q1 「性」という概念には「男性」や「女性」の他にも様々な種類があると聞きました。そもそも「性」という概念はどのように考えられていますか。
Q2 「性的指向」と「性自認」との違いを教えてください。また、「性的指向」と「性的嗜好」との違いを教えてください。
Q3 「LGBT」とはどのような意味ですか。
Q4 「LGBT」以外に性的マイノリティを表す言葉はありますか。
Q5 「LGBTQ+」と「性同一性障害」とは意味が異なるのでしょうか。また、「性同一性障害」と「トランスジェンダー」とは意味が異なるのでしょうか。
Q6 「性同一性障害」と「性別違和」あるいは「性別不合」とは意味が異なるのでしょうか。
Q7 同性愛者は、精神疾患等の病気なのでしょうか。
2 LGBTQ+の人口
Q8 日本におけるLGBTQ+の人口は、どの程度なのでしょうか。
3 LGBTQ+が抱える問題
Q9 LGBTQ+が日常を過ごすうえで感じている障害や不都合には、どのようなものがありますか。
Q10 LGBTQ+の子どもたちが抱える問題にはどのようなものがありますか。
Q11 法律相談を受けるに当たり、無意識のうちにLGBTQ+を傷つけてしまう言動をとらないようにしたいのですが、どのような意識を持って臨めばよいでしょうか。
第2章 現状と取組み
1 LGBTQ+をめぐる国際的動向
Q12 LGBTQ+について、国際的にはどのように捉えられているのでしょうか。
Q13 同性愛や性同一性障害(現・ 性別不合)は、国際的にはどのように位置付けられているのでしょうか。性同一性障害については精神科で診断を受けると聞きましたが、これは精神障害だからなのでしょうか。
Q14 同性婚が法制化された国や地域は、どのくらいありますか。
Q15 日本で法令上の性別の取扱いの変更(戸籍上の性別変更等)をするためには、生殖腺の除去や外観を変更するための手術を受けている必要があるのでしょうか。
Q16 性別の登録や身分証明書における性別記載について、海外ではどのようになっていますか。
Q17 LGBTQ+が迫害される国があると聞いていますが、どういう国・地域ですか。LGBTQ+がそのような国や地域へ行く場合に気をつけることはありますか。
2 国の取組み
Q18 LGBTQ+に関連する法律はありますか。
Q19 「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」によって誰でも性別を変更できるようになったのでしょうか。
Q20 「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」(DV 防止法)は同性カップルにも適用されるのでしょうか。
Q21 「男女雇用機会均等法」のセクシュアルハラスメントに関する規則は性的マイノリティにも適用されるのでしょうか。



