出版社内容情報
多様な課題に柔軟に対応できる業務環境を構築するために、自治体のDX推進 による業務改善の考え方や効果を解説し「新しい仕事の仕方」を提示する。よくある失敗例をもとに成功のポイントを示すとともに、DX 推進に欠かせない情報セキュリティについても解説する。
○業務環境の改善や効率化を進めるための自治体DX について、推進のための全体ビジョンの持ち方、基礎知識やICT ツールの導入方法、よくある失敗例から考察する成功のためのポイントがわかり、「新しい仕事の仕方」を知ることができる。
○従来の仕事の仕方を変えるという視点をベースにDX 推進の効果を解説することで、庁内の不安や抵抗感を払拭しながら業務改善の具体的な検討が行えるようになる。
○情報セキュリティポリシーガイドラインを踏まえたテレワークの可能性など、情報セキュリティに配慮したICT ツール活用の動向がわかる。
内容説明
なぜ導入しても効果が出ないのか…元自治体職員の体験・実践から学ぶ、DXの効果が実感できる1冊!
目次
第1章 発想の転換―「仕事のあり方・やり方」を見直す(なぜ自治体で仕事の仕方を見直す必要があるのか;「できない」を「できる」に変えるICTツールの活用 ほか)
第2章 ICTツール導入―その成功のカギ(なぜ導入しても効果が出ないのか;自治体での導入事例から学ぶ ほか)
第3章 自治体の情報セキュリティのあり方(これまでのセキュリティ対策と見直しの視点;情報セキュリティの基本的考え方)
第4章 職員も住民も納得の新しい仕事の仕方(「人に優しいデジタル化」が自治体DXの重要ポイント;自治体DXで実現する住民満足度向上 ほか)
著者等紹介
〓橋邦夫[タカハシクニオ]
合同会社KUコンサルティング代表社員。電子自治体エバンジェリスト、一関市最高情報セキュリティアドバイザー。1989年豊島区役所入庁。情報管理課、税務課、国民年金課、保育課などに勤務。2014年・2015年は豊島区役所CISO(情報セキュリティ統括責任者)を務める。2015年より総務省地域情報化アドバイザー、ICT地域マネージャー、地方公共団体情報システム機構地方支援アドバイザー、文部科学省ICT活用教育アドバイザー(企画評価委員)、2016年より独立行政法人情報処理推進機構「地方創生とIT研究会」委員。2018年に豊島区役所を退職、合同会社KUコンサルティングを設立し現職。豊島区役所在職中、庁舎移転に際して全管理職員にテレワーク用PCを配布、また庁内LANの全フロア無線化やIP電話等コミュニケーションツールを用いた情報伝達など、ワークスタイルの変革に取り組む。庁外では、自治体向け「情報セキュリティポリシーガイドライン」、教育委員会向け「学校情報セキュリティポリシーガイドライン」策定にかかわる。自治体職員としての29年間窓口業務や福祉業務を経験する一方、情報化施策にも継続的に取り組んでおり、情報化推進部門と利用主管部門の両方に所属した経験を活かし、ICTスキルとともにDX推進のための組織の問題にもアドバイスを行っている。一関市のほか、深谷市、飯島町など10を超える自治体のアドバイザーを務めている。2015年には総務省情報化促進貢献個人等表彰において総務大臣賞受賞。2019年には情報通信月間記念式典において関東総合通信局長表彰(個人)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいちゃん(渡邉恵士老)