出版社内容情報
令和元年6月に行われた災害弔慰金法の改正では、阪神・淡路大震災に係る災害援護資金の貸付けの免除等を定め、その債権回収に関する終局的・最終的解決を図るとともに、現行の法制度の不備を是正した。本書は、この改正の背景となった阪神・淡路大震災の際の神戸市における債権管理の取組みの経過、神戸市の要請を受けた自民党WGの議論と立法過程を踏まえ、改正内容と具体的な災害援護資金制度を解説する。
○大規模化・甚大化する自然災害が起こった際の被災者生活再建の指南書として、自治体職員が災害弔慰金法の改正内容と災害援護資金制度を把握できる唯一の書
○意外と知られていない災害発生後の債権回収業務について、かつて神戸市が経験した詳細な記録
目次
第1部 災害弔慰金法の概略(災害弔慰金の支給等に関する法律の概略;改正経緯)
第2部 改正災害弔慰金法の経緯について(阪神・淡路大震災の発生とその生活再建;災害援護資金に関する債権管理の取り組み;国会による立法的解決)
第3部 令和元年改正後の災害弔慰金法の解説(総則;災害弔慰金の支給;災害障害見舞金の支給;災害援護資金の貸し付け;雑則)
第4部 資料編(法令;通知)
著者等紹介
藤原崇[フジワラタカシ]
衆議院議員:自由民主党、内閣府大臣政務官、復興大臣政務官。明治学院大学法科大学院修了後、弁護士(新63期)、参議院議員公設第一秘書等を務める。平成24年12月より衆議院議員。法務委員会理事、東日本大震災復興特別委員会理事等を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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