出版社内容情報
医師や医療機関とのかかわり方について、自身の経験を基に具体例を用いて解説。実務の前提として最も重要なことは、医療現場や医師を理解することであることをわかりやすく説いている。これをふまえて、医療事故対応や労務問題等での実務についてもケーススタディ等を用いて解説。
医療事故対応や労働問題等の医療法務の具体的な実務とともに、弁護士として医師や医療機関とどうかかわるべきか(必要なのは医療の知識ではなく、医療現場や医師を理解すること)がわかり、医療法務に不安なく対応できるようになる唯一の書。 医療分野を専門としていない弁護士の「医療法務は難しい」「専門の弁護士でなければ対応できない」という意識を解消させる内容となっている。
目次
第1章 医療現場の実態を知る―医は仁術なり・医療法務もまた仁術なり(はじめに―医療法務の趣旨・目的を確認しよう;「医師の常識」と「弁護士の常識」の乖離―事件が生じてから弁護士に依頼しても遅いという現実 ほか)
第2章 医師との良好な関係の築き方(医療法務に関わる弁護士に必要な「最低限の知識」とは―最先端の知識はいらない・30年以上前から続く医療の常識を学ぼう;はじめて医療機関の顧問をもった弁護士が気を付けるべきポイント)
第3章 医療法務の実務を知ろう
第4章 医療現場で気を付けてもらうポイントを知る(クレーム対応;就業規則等 ほか)
第5章 医療訴訟はいらない?―医療紛争の解決策(なぜ、医療訴訟は起きるのか―弁護士の弁護士による弁護士のための医療訴訟という実態;患者側の弁護士と医療機関側の弁護士それぞれの苦悩―両方の弁護士が「医療と司法の相互理解」をしていないと医療機関・患者双方にとって不幸であるという現実 ほか)
著者等紹介
都行志[ミヤココウジ]
弁護士(群馬弁護士会)。弁護士法人MIA法律事務所高崎オフィス。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。テレビ局報道記者などを経て弁護士に。都内の法律事務所を経て、群馬県高崎市で2017年独立開業。医療事故、交通事故などの交渉や訴訟事件を多数担当している
鈴木孝昭[スズキタカアキ]
医師・弁護士(東京弁護士会)。弁護士法人MIA法律事務所東京本部。2004年群馬大学医学部卒業。勤務医として10年近く臨床医を経て、医療系を専門とする法律事務所を開設。日本遠隔医療学会幹事会員。日本産業衛生学会正会員。JAPAN MENSA会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ohe Hiroyuki