内容説明
嵐で孤立した小さな島のプチホテルで、オーナーが殺された。偶然泊まっていた刑事は、四組の宿泊客カップル―不倫関係の清算を目論む修治に、拒む由子。情事の合間も借金返済を求め、雄治を苛立たせる博子。暴力をふるう孝男とつきあい、激しく後悔する里美。借金に追われる利彦と共に、逃げてきたかずみ―と、オーナーの妻子に外出禁止を命じる。閉ざされたドアの向こうで交錯する恋人たちの愛憎。ミステリー情愛小説。
著者等紹介
神崎京介[カンザキキョウスケ]
1959年、静岡県三島市生まれ。96年、書き下ろし長編小説『無垢の狂気を喚び起こせ』でデビュー。「週刊現代」に連載した「女薫の旅」シリーズが大ヒットし、男女の恋愛の機微を描く情愛小説の旗手として、人気を不動のものとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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