出版社内容情報
判例を素材として論点ごとの課題を整理し、裁判実務の現状を明示するとともに、実務において主張に織り込むべき内容に指針を与え、解説。網羅的な学説の紹介、自説の展開を避け、学術的記述を抑え、裁判官の視点から実務に即して解説する。
○継続的契約について判断された訴訟をベースに、系統的に整理した項目と設例を作成し、そこにあらわれる重要論点について、現在の判例法理、学説の議論状況を客観的に明示する。
○判例から想を得て作成された設例について、「BasicInformation」「設例に対する回答」「解説」の順で解説し、法律実務家として知っておくべき実体法上、訴訟法上の問題点を明示することにより、本書で完結的に法的情報を得ることができ、さらに、参考文献により深掘りすることも可能である。
○当該分野に精通する裁判官が、現在の裁判実務の実際について、相場観を含めた運用レベルの問題まで解説する。
内容説明
裁判官の視点で弁護士の適切かつスピーディーな訴訟活動をナビゲート!
目次
第1 物品供給型契約(継続的契約か分割給付契約・逓次供給契約か;付随的義務としての被供給者の排他性尊重義務違反 ほか)
第2 フランチャイズ契約(フランチャイズ契約の契約期間中の中途解約;フランチャイズ契約の契約期間満了後の更新拒絶 ほか)
第3 代理店・販売店契約(期間の定めのある代理店・販売店契約の中途解約;期間の定めのある代理店・販売店契約の契約期間満了後の更新拒絶 ほか)
第4 役務提供型契約(期間の定めのある継続的役務提供型契約の中途解約;期間の定めのある継続的役務提供型契約の契約期間満予後の更新拒絶 ほか)