出版社内容情報
メンタルヘルスの基礎知識と多様なケーススタディを通じて、、「病名にとらわれず、職場での問題を把握し、解決すること」で、一見困難に見える職場のメンタルヘルス問題に対し、最適な解決策を導く。
本書の著者は、東京大学医学部附属病院での長年の臨床経験を持ち、心療内科を専門とする産業医である。「臨床で培った主治医視点」と「産業医経験に基づく企業側の視点」を持つ著者が導き出したメンタルヘルス不調対応の原則は、「病名にとらわれず、職場での問題を把握し、解決すること」。この原則に基づけば、困難に思える職場のメンタルヘルス問題に最適解を導くことができる。 第1章は職場におけるメンタルヘルス問題の基礎知識を、第2章は具体的なメンタルヘルスケアについて、第3章は著者が産業医として対応した20の具体的事例を取り上げてどのような視点から問題解決に取り組めばよいか、人事労務担当者に向けて解説する。
内容説明
「病名」にとらわれず「職場での問題」を把握し解決すること。心療内科専門医、司法試験合格の産業医が、医学的・労務的・法律的な観点から、メンタルヘルス対応でのトラブルを防ぎ、適正な労務管理と健全な職場作りを両立する方法を解説します。
目次
1 メンタルヘルスの基礎知識(メンタルヘルス不調とは;ストレスとメンタルヘルス不調の関係;メンタルヘルス問題の現状 ほか)
2 職場のメンタルヘルスケア(4つのケアと3つの予防;セルフケア(主に従業員向け)
ラインケア(主に管理職向け))
3 ケーススタディ―対応困難事例に取り組む(現代型うつ病が疑われるAさんの事例;長期休職後の復職で病状が再燃したBさんの事例;極端に気分の波が大きいCさんの事例 ほか)
著者等紹介
石澤哲郎[イシザワテツロウ]
1975年神奈川県生まれ。東京大学医学部を卒業後、早稲田大学統括産業医や東京大学医学部附属病院心療内科助教(医局長)などを経て、現在は産業医事務所セントラルメディカルサポート代表。心療内科専門医、総合内科専門医、医学博士等の資格を有し、東京大学医学部附属病院心療内科の非常勤講師として教育活動にも従事している。メンタルヘルス分野の専門性をいかし、30社以上の顧問先企業で休復職対応や長時間労働対策、健康経営推進などに関する取り組みを行うとともに、法務博士(司法試験合格)の知識を活用して長時間労働やハラスメント問題などに関連した労務トラブルに関する助言も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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