出版社内容情報
情報公開事務において、実際の開示請求の内容ごとに公開、非公開の判断ができるよう多くの判例・過去の答申を踏まえ解説。
情報公開事務において、情報公開制度に関する基礎的な知識をおさえた上で、実際の具体的ケース(開示請求の内容)ごとに開示、不開示の判断ができるよう多くの判例・過去の答申を踏まえた解説を行う。また、近年増加している濫用的請求(大量請求、威圧的請求等)に対する対応策についても論じる。
・多くの判例解説によって、開示請求の内容ごとに開示、不開示の判断ができる
・濫用的請求(大量請求、威圧的請求等)に対する対応策の解説
・改正行政不服審査法(平成26年法律68号)に対応!
はじめに
第1章 情報公開制度の基礎
1 情報公開制度の歴史
2 情報公開制度と知る権利
3 情報公開法と情報公開条例
4 条文の重要性
5 原則公開
コラム 行政情報提供の2つの方法
第2章 情報公開手続の概要
1 情報公開手続の基本的な流れ
2 情報公開請求権者
3 営利目的の公開請求
4 情報公開制度の対象となる行政機関
5 対象文書について
6 対象文書から除外されるもの
7 記録媒体
8 電子メールは情報公開の対象となるか?
コラム 最高裁判決と下級審判決
第3章 行政情報の非公開
1 非公開事由の範囲
2 非公開事由の法的性格
3 非公開事由の具体的内容
4 公益上の理由による裁量的公開
コラム 個人情報か? 法人情報か?
第4章 公開請求に対する決定手続
1 公開請求に対する決定
2 非公開理由等の附記
3 部分公開について
4 教 示
5 第三者保護に関する手続
6 不存在決定について
7 存否応答拒否
8 公開決定等の期限とその特例
9 公開の実施
第5章 救済制度
1 不服申立て
2 行政事件訴訟
3 審査庁、裁判所の判断基準時
第6章 情報公開と自治体等の責任
1 自治体が負う損害賠償責任
2 情報公開と職員の責任(守秘義務との関係)
3 著作権法との関係
第7章 情報公開制度以外の情報請求
1 回答義務
2 損害賠償責任
3 職員として注意すべき点は
第8章 濫用的な公開請求への対応
1 濫用的な公開請求の問題性
2 濫用的な公開請求への対応
第9章 個人情報保護制度
1 プライバシーの保護
2 個人情報保護条例
コラム 個人情報に対する本人による公開請求
おわりに
内容説明
知ってるつもり!になっていませんか!?日々のルーティン業務が見えてくる!公開・非公開の基準がわかります。濫用的請求への対処法が学べます。新・行政不服審査法に対応しています。現役自治体職員が情報公開制度の基本から手続の流れをやさしく解説しました。
目次
第1章 情報公開制度の基礎
第2章 情報公開手続の概要
第3章 行政情報の非公開
第4章 公開請求に対する決定手続
第5章 救済制度
第6章 情報公開と自治体等の責任
第7章 情報公開制度以外の情報請求
第8章 濫用的な公開請求への対応
第9章 個人情報保護制度
著者等紹介
松村享[マツムラススム]
1984年同志社大学法学部法律学科卒業後、三重県四日市市入庁。総務部総務課行政法務係長、総務部政策推進監等を経て、総務部次長兼総務課長。同志社大学法科大学院講師、四日市大学総合政策学部講師、日本公法学会会員、日本地方自治学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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