内容説明
いま手をうっても、効果が現れるのは、何十年後。何も対策をとらないまま悠長に構えている時間はない。人口減少を食い止めるための方策として、子どもを産み、育てやすい環境づくりの1つのあり方を提案する。
目次
第1章 子育てしやすいまち・地域(「子ども・子育て支援新制度」;地域における少子化対策強化;「切れ目ない」支援―結婚・妊娠・出産から子育てへ;フィンランドのネウボラ;日本版ネウボラ:構想から行動へ)
第2章 安心して産み・育てられるまちを目指して(子どもを産みにくい・育てにくい現状の克服の重要性;女性の心と身体の回復をサポートする「産後ケア」;注目される産後ケア施設;国の動向)
第3章 総合母子保健センターへの期待(「総合母子保健センター」とは;情報提供と啓発普及の拠点;総合母子保健センター:施設の構成;総合母子保健センター:レイアウト例;施設各部の事例)
第4章 子育て世代が住みたいと思うまちづくりを実現するための事業提案書のつくり方(現状調査;提案;収支計画)
著者等紹介
林己知夫[ハヤシミチオ]
株式会社医療シス研取締役・主席研究員。一級建築士。株式会社林己知夫建築設計室を主宰。早稲田大学理工学部建築学科卒業。東京建築士会理事・青年委員長、建築士試験委員、東京工科専門学校非常勤講師(設計製図を指導)などを歴任。産婦人科の設計を通じ、産後ケアについての関心も高く東京・赤坂にある「とよくら産後ケアハウス」のオープニングに携わる
高橋睦子[タカハシムツコ]
吉備国際大学保健医療福祉学部・大学院社会福祉学研究科教授(福祉政策論)。大阪外国語大学(現:大阪大学)外国語学部デンマーク語学科卒業。外務省専門職員、フィンランド・タンペレ大学大学院(博士号:社会政策)、島根県立大学総合政策学部教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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