出版社内容情報
〈臨済宗妙心寺派現管長による禅語録「無門関」の提唱録〉
〈現代に活かしたい禅の教え、学び、人生観を凝縮した一冊〉
臨済宗妙心寺派の管長である山川老師が、古来禅語録として名高い『無門関』に収録の古則48則のうち、20則についてまとめた提唱録。「鬼叢林」で知られる岐阜県伊深・正眼僧堂での雲水(修行僧)としての体験やアメリカ・大菩薩禅堂での外国人修行者への教化など、僧堂師家、妙心寺派管長として常に禅の修行者・求道者とともに歩んで来た老師が、体験から得られた禅的な学びや人生観について、わかりやすい言葉と表現によって提唱します。修行者のみならず、現代を生きる人すべてにとって活きた指針となる一冊です。
【目次】
内容説明
臨済宗妙心寺派第三十六代管長山川宗玄老師による臨済禅の公案集「無門関」の提唱。“利己主義”の時代だから知っておきたい、“縁に生かされている”ということ。老師自身の人生上の経験や修行体験に沿って「無門関」の各則をわかりやすく、奥深く解説、禅仏教の究極へといざなう。
目次
第五則 香厳上樹
第六則 世尊拈花
第七則 趙州洗鉢
第十則 清税孤貧
第十二則 巌喚主人
第十三則 徳山托鉢
第十四則 南泉斬猫
第十五則 洞山三頓
第十六則 鐘声七條
第十七則 国師三喚
第十八則 洞山三斤
第十九則 平常是道
第二十則 大力量人
第二十一則 雲門屎〓
第二十二則 迦葉刹竿
第二十五則 三座説法
第二十六則 二僧巻簾
第三十則 即心即仏
第三十一則 趙州勘婆
第四十三則 首山竹篦
付録
著者等紹介
山川宗玄[ヤマカワソウゲン]
道号は宗休、諱は宗玄、室号は霧隠軒。昭和24年、東京生まれ。昭和49年、埼玉大学理工学部卒業。同年、埼玉県野火止平林寺の白水敬山老師について得度の後、岐阜県の正眼寺専門道場に掛搭。梶浦逸外・谷耕月の両老師に参じ、のち耕月老師に嗣法する。昭和62年、和歌山県の興国寺住職となり、平成6年、正眼寺住職、同寺専門道場師家、正眼短期大学学長に就任。平成12年、大本山妙心寺第698世となり、同15年、福井県の清大寺兼務住職に就任。令和6年、臨済宗妙心寺派第36代管長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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