出版社内容情報
〈3ステップで漢字のくずし字が楽しく身につく〉
〈大河ドラマ「べらぼう」で注目の江戸時代の板本などを題材に〉
床の間の掛軸や、古文書などに書かれた「漢字のくずし字」を読めるようになりたい、と願う方は多いでしょう。仮名のくずし字が読めるようになった方にとって関門となるのも、「漢字」のくずし字です。仮名と異なり漢字は膨大な数があるため、その読解にはコツがいります。本書はそれをふまえた上で、3つのステップを経ながら、やさしく、確実に漢字のくずし字解読に親しむための書き込み式書籍です。ステップ1では部首に着目しながら、掛軸や古文書によく出る漢字のくずし字の形を覚え、ステップ2の例題で反復して定着、ステップ3では時代も書き手もさまざまな実践問題に挑み、応用力を養います。題材は一行物、名物記、蔵帳や、大河ドラマ「べらぼう」で注目される江戸時代の絵入り版本など多彩なラインナップ。併せて、理解を助ける「漢文」の基礎知識も収録します。なお、本書は2022年刊行の『3ステップで読める 仮名のくずし字』の続編です。
【目次】
内容説明
頻出する漢字のくずし字から、漢文の訓読まで。基本から応用へとステップアップしながら紹介。準備篇―偏や冠など部首ごとのくずし方の特徴をふまえ、掛軸や古文書に頻出する漢字のくずし字に親しみます。基礎篇―先に学んだ漢字の単語問題などを通して、少しずつ読み解きに慣れていきます。応用篇―掛軸や江戸時代の板本など多様な資料を題材として、漢字仮名まじり文と漢文を読み解く応用力を養います。
目次
1 準備篇 漢字のくずし字に親しむ(漢字のくずし字を読むために;主な偏をまず覚える;その他の主な部首を覚える;その他の頻出漢字を覚える;数を表す漢字)
2 基礎篇 漢数字と単語でくずし字に慣れる(数字を見つけよう;単語を読もう)
3 応用篇 さまざまなくずし字を読む(くずし字解読を楽しむために;「漢字仮名まじり文」コース;「漢文」コース;漢文を区切る基本リズム)
習熟度チェック 頻出漢字のくずし字ドリル
漢字のくずし字一覧
著者等紹介
橘倫子[タチバナミチコ]
兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部総合文化学科卒業、神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。学術博士(神戸大学)。専門は日本近世史(日本文化史、陶磁史)、古文書学。茶道資料館学芸課長を経て、神戸松蔭大学文学部日本語日本文化学科教授、茶道資料館特任学芸員
青山緑珠[アオヤマリョクジュ]
京都府生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。学術博士(神戸大学)。専門は文字文化論。大手前大学、龍谷大学などの非常勤講師を経る。書家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
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