近代万博と茶―世界が驚いた日本の「喫茶外交」史

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近代万博と茶―世界が驚いた日本の「喫茶外交」史

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784473046604
  • NDC分類 606.9
  • Cコード C0021

出版社内容情報

〈茶でニッポンを世界に売り込め!〉〈万博の展示戦略から垣間見る、知られざる近代日本の「喫茶外交史」〉
近代の万博と日本茶、そこには切っても切り離せない深い関係があった--。明治~戦前期、日本政府は「外貨獲得の有効手段」として日本茶の海外進出計画に注力していたことをご存じでしょうか? 初参加したパリ万博(1867)では日本茶カフェパビリオンがナポレオン3世の目に留まり欧州内で絶賛され、シカゴ万博(1893)でも日本茶カフェは大人気となりました。万博とお茶の関係をつぶさに追うこで、近代日本文化史の新たな一面を掘り下げます。茶の湯愛好家のみならず、歴史好きの関心にも応える一冊です。

内容説明

JAPAN TEAを世界に売り込め!明治~戦前期、日本は国を挙げ、「外貨獲得の有効手段」して日本茶の海外展開に力を入れていた。日本茶文化は世界でどう受け入れられたのか?文化交流の随一の場だった万国博覧会での茶の扱いに着目、近代史の新たな一面を掘り下げる。貴重図版約180点。「戦前までの主な万国博覧会・国際博覧会一覧」表収録。

目次

第1章 第2回パリ万国博覧会(1867)
第2章 ウィーン万国博覧会(1873)
第3章 フィラデルフィア万国博覧会(1876)
第4章 第3回パリ万国博覧会(1878)
第5章 シカゴ万国博覧会(1893)
第6章 セントルイス万国博覧会(1904)
第7章 サンフランシスコ万国博覧会(1915)
第8章 シカゴ万国博覧会(1933・1934)
附章 台湾喫茶店と万博

著者等紹介

吉野亜湖[ヨシノアコ]
静岡大学非常勤講師。茶道家。静岡大学大学院人文社会科学研究科卒(文学修士)。ふじのくに茶の都ミュージアム運営委員・客員研究員。(公財)世界緑茶協会評議員。茶学術研究会監事。茶の湯文化学会会員。専門は日本茶文化史、茶道史(近世から近代)

井戸幸一[イドコウイチ]
博覧会コレクションを所蔵する(株)乃村工藝社所属、プランニングディレクター。元美濃加茂市民ミュージアム学芸員。愛知大学大学院文学研究科卒(日本文化専攻・修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スプリント

13
万博は異文化交流が盛んに行われるものですが 商売の種を育てる意味合いも強いのだと実感。 維新前後の万博で異国の地に日本茶屋が作られていたとは。2025/05/02

MASA123

12
戦前の万博で日本館の「喫茶館」が人気だったことがわかった。日本茶(台湾統治下は烏龍茶も)の輸出と日本文化紹介には、喫茶館と和服女性の接待が有効だった。なるほど、目のつけどころがいいなあ。 1926年(大正15年)のフィラデルフィア万博では抹茶アイスティー、抹茶ポンス(炭酸割り)、抹茶アイスも提供され大好評だったとか。日本緑茶菓子付き15セント、茶ポンス20セントって、現在の値段に換算するとどれくらいなのかな。アメリカの博物館に保存されている、日本喫茶館の写真が珍しく興味深い。2025/04/17

seu

4
日本が初めて正式参加した1867年のパリ万国博覧会から1933年のシカゴ万国博覧会まで、近代万博における日本の茶葉、茶道具、喫茶様式の出品の様子を詳細な資料とともに解説。日本統治期間の万博における台湾喫茶店の歴史は他に資料が少なく貴重。2025/03/30

鴨の入れ首

3
2025年2月刊。図書館本です。1867年パリ万博から戦前まで、日本が展開した万博外交を「お茶」をキーワードに解説しています。当時の諸外国が日本茶文化をどう捉えていたのかが垣間見えて面白かったです。当時の日本人にとって身近すぎて見過ごしていた日本茶の魅力を再発見する意味でも、万博外交は有意義だったのでしょうね。大変興味深い本でした。2025/04/21

呑司 ゛クリケット“苅岡

2
2025年の万博が開催されようとしている現在この本を手に取ったのは何か意味のあることだと思いながら読み進めた。ウィーン・フィラデルフィア・シカゴ・セントルイスふたたびシカゴ万博と希少資料と共に日本茶の参加の様子が分かる。1867年から1934年の万博にお茶がどう関わっていることを知ることで日本以外の国民の日本文化の捉え方が少しだけ理解出来たような気がする。2025/04/08

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