出版社内容情報
〈茶でニッポンを世界に売り込め!〉〈万博の展示戦略から垣間見る、知られざる近代日本の「喫茶外交史」〉
近代の万博と日本茶、そこには切っても切り離せない深い関係があった--。明治~戦前期、日本政府は「外貨獲得の有効手段」として日本茶の海外進出計画に注力していたことをご存じでしょうか? 初参加したパリ万博(1867)では日本茶カフェパビリオンがナポレオン3世の目に留まり欧州内で絶賛され、シカゴ万博(1893)でも日本茶カフェは大人気となりました。万博とお茶の関係をつぶさに追うこで、近代日本文化史の新たな一面を掘り下げます。茶の湯愛好家のみならず、歴史好きの関心にも応える一冊です。
内容説明
JAPAN TEAを世界に売り込め!明治~戦前期、日本は国を挙げ、「外貨獲得の有効手段」して日本茶の海外展開に力を入れていた。日本茶文化は世界でどう受け入れられたのか?文化交流の随一の場だった万国博覧会での茶の扱いに着目、近代史の新たな一面を掘り下げる。貴重図版約180点。「戦前までの主な万国博覧会・国際博覧会一覧」表収録。
目次
第1章 第2回パリ万国博覧会(1867)
第2章 ウィーン万国博覧会(1873)
第3章 フィラデルフィア万国博覧会(1876)
第4章 第3回パリ万国博覧会(1878)
第5章 シカゴ万国博覧会(1893)
第6章 セントルイス万国博覧会(1904)
第7章 サンフランシスコ万国博覧会(1915)
第8章 シカゴ万国博覧会(1933・1934)
附章 台湾喫茶店と万博
著者等紹介
吉野亜湖[ヨシノアコ]
静岡大学非常勤講師。茶道家。静岡大学大学院人文社会科学研究科卒(文学修士)。ふじのくに茶の都ミュージアム運営委員・客員研究員。(公財)世界緑茶協会評議員。茶学術研究会監事。茶の湯文化学会会員。専門は日本茶文化史、茶道史(近世から近代)
井戸幸一[イドコウイチ]
博覧会コレクションを所蔵する(株)乃村工藝社所属、プランニングディレクター。元美濃加茂市民ミュージアム学芸員。愛知大学大学院文学研究科卒(日本文化専攻・修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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