出版社内容情報
〈茶箱は自由、茶箱は魔法――自分らしくお茶を愉しむ人たちの、プライベートな茶箱を拝見。〉
〈友人のためでも、自分のためでもいい。古きものでも、新しきものでもいい――いざ、茶箱を組む旅へ。〉
茶を点てるための道具一式を仕込んだ携帯用の箱「茶箱」。趣味性が高く、持ち主のオリジナリティーや遊び心を詰め込めるのが魅力です。旅先で友人のためにお茶を点てたい、ひとりでゆっくり一服したい、自分好みの道具を蒐集したい―など、茶箱を組む理由はひとそれぞれですが、本書では、茶の湯を愛するギャラリスト、美術家、茶人などによる洗練された茶箱20の事例を掲載します。これまで茶箱に興味があっても実践できなかった方は、この本を参考にして“自分らしい”茶箱を組んでみましょう。巻末には、美術館所蔵の名品までご紹介。
内容説明
旅先で友人のためにお茶を点てたい。ひとりでゆっくり一服したい。自分好みの道具を蒐集したい。茶箱を組む理由は、ひとそれぞれ。“自由”―それが、茶箱の魅力の一つです。茶の湯を愛する20人の個性溢れる茶箱を見ながら、“わたしらしい”茶箱を組む旅へ出かけませんか。
目次
茶箱の組み方
20人の茶箱(役どころを心得た茶箱(水内清光さん)
長い時をかけた、優品たちのめぐり合い(矢野謙堂さん)
秋の浜辺で、童心に返る茶箱(ミヤケマイさん) ほか)
あこがれの名品拝見(猿鶴蒔絵茶箱(湯木美術館)
唐物竹組大茶籠(三井記念美術館) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽけっとももんが
14
カジュアルな表紙なれど中は本格的。「はじめての茶箱あそび」はもっと自由で見立てが多かったけれども、これはもう桃山時代だの江戸時代だののお宝、美術館の茶箱も載っている。写真もとても美しいけれども、わたしは詳細が見たいのだ。正面も裏も全部見たい。もっと説明して欲しい。茶箱ならちょっと持ち出してお茶楽しめるし、おままごとみたいなところも好き。お点前はもちろん覚えてない。一度お茶杓を自作したことがあるけれども、あれ茶箱用に短く仕立てたらよかったなぁ。でもこれははまるとまずいやつ。2024/11/23
林芳
1
「大人のおままごと」というのがぴったり来る茶箱道具類。取り合わせは人それぞれで無限にある。小さいものを取り扱うというのが、なぜかしっくり来る感覚は日本人ならではなのかな。2025/04/21