出版社内容情報
〈「壺中日月長」は秋に掛ける禅語――そう思い込んでいませんか?〉
〈禅語の茶掛、季節にとらわれず、もっと自由な発想で掛けてみましょう。〉
禅の教えを垂れるだけでなく、茶席の趣向をも暗示するのが禅語の茶掛。禅語の含蓄を学ぶことで、茶掛を様々な機会や時季に掛けることができます。本書は、茶掛でよく見る50句の禅語を取り上げます。禅語の示す境地、句の前後の意味などを紹介しながら、それぞれの茶掛から連想できる趣向を簡単に提案します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
58
”話尽山雲海月情” 字ずらカッコいいけど、元ネタ少々驚く。 掛け軸の禅語の含意がわかるといいですね2024/03/19
けんとまん1007
44
禅語という言葉は初見。茶道の際の掛け軸の言葉。ゆっくりと読み進める。じんわりと沁みこんでくる文章と、禅語の意味。こころが鎮まっていく。こんな時間は、とても贅沢な時間だと思える。そんな心持を、持ち続けたいし、ここに立ち戻ることを忘れないようにしたい。2023/12/24
🌿
3
日々是好日をより深く理解できるかな、と思い、茶掛の本も読んでみたが、生き方そのものの指針となるような言葉ばかりで、とても良かった。山是山水是水。2024/03/04