悩んでもがいて、作家になった彼女たち―イタリア人が語る日本の近現代文学

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悩んでもがいて、作家になった彼女たち―イタリア人が語る日本の近現代文学

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473045652
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

〈日本の近代から現代文学を彩った、タフな女流作家たちを斬る!〉
〈「繊細さん」「低収入独身女子」「親ガチャ」……現代の女性たちが抱えている問題について、近現代の女性作家たちも同じよ
うに悩んでいた!〉

平安時代の女性作家を新たな視点で紹介し、多くの共感を得た『平安女子は、みんな必死で恋してた』(2020)。その続編として、今度は近現代の女性作家に迫る一冊。前著に劣らぬ新解釈とともに、「低収入」「親ガチャ」など、現代のさまざまな問題とリンクするようなキーワードを設定し、女性作家たちの生きざまを分析。制約の中で生き抜いた女性たちの、強い個性とメッセージを紹介します。

内容説明

スキャンダル、親ガチャ、低収入独身…100年前も今も悩みは同じ。女性作家10人の生きざまと紡ぐことばが、私たちの胸に刺さる!

目次

恋愛マスターたちの文学(明治の歌壇をひっくり返した女神 与謝野晶子(1878‐1942)
仕事、ファッション、恋愛 死角なしの色女 宇野千代(1897‐1996)
「子宮作家」ですが、何か? 瀬戸内寂聴(1922‐2021))
気づけば仕事が恋人(「名前のない女たち」を描いた人 樋口一葉(1872‐1896)
「親ガチャ」と努力と情熱が揃った天才 円地文子(1905‐1986)
「エフォートレス」な語り部として生きる 向田邦子(1929‐1981)
見過ごされた鬼才作家 有吉佐和子(1931‐1984))
我が道を往く(「ノマド生活」は甘くない 林芙美子(1903‐1951)
「低収入独身女子」の希望 森茉莉(1903‐1987)
素人の美学を極めた「遅咲き」代表 幸田文(1904‐1990))

著者等紹介

ディオニシオ,イザベラ[ディオニシオ,イザベラ] [Dionisio,Isabella]
1980年、イタリア生まれ。ヴェネツィア大学で日本語を学び、2005年に来日。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)修了後、現在まで日本で翻訳者および翻訳プロジェクトマネージャーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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trazom

92
日本文学を深く理解し、軽妙な文章でその魅力を綴るディオニシオさんのファンである。今回取り上げたのは十人の女流作家:与謝野晶子/宇野千代/瀬戸内寂聴/樋口一葉/円地文子/向田邦子/有吉佐和子/林芙美子/森茉莉/幸田文…私個人の好悪を言えば、好き5人、嫌い2人、大嫌い3人。好き嫌いを、作品でするか人格でするかは難しい。著者は、私生活を理由に作品を貶めることも、作品の内容が私生活だと色眼鏡で見ることも絶対にしないという姿勢を保ちつつ、人と作品の両面から、女性差別の文壇を生きた作家たちを見事に描いている。面白い。2025/06/28

uniemo

19
イタリアの方がここまで日本の女性作家の魅力をわかりやすく語っているのが面白かった。どの作家さんも1冊ぐらいは読んだことがある方でしたが特に有吉佐和子さんの本は全部読んでいることに気づき、母が好きで実家の本棚に揃っていたことを懐かしく思い出しました。2023/11/23

どら猫さとっち

6
与謝野晶子、樋口一葉から、向田邦子に有吉佐和子や瀬戸内寂聴まで、恋に生き、仕事を人生の伴侶とし、我が道を歩んだ女性作家たちの人生を、イタリア人の日本文学者がヴィヴィッドに描き出す評伝エッセイ。家族、恋愛、人生観…。その悩みや壁から生まれ出た、文学の数々。今読んでも、魅力が色褪せない理由が、ここにある。イサベラさん、本書でも見事な文章力と指摘力。2023/11/16

冬峰

5
与謝野晶子、宇野千代、瀬戸内寂聴、樋口一葉、円地文子、向田邦子、有吉佐和子、林芙美子、森茉莉、幸田文。今より女がしんどい時代、文章によって自分というものを打ち立てた彼女たちを、イタリア人女性が熱く語る。少しテンション高めで楽しく読める。…が、なんとここに挙げられた10人、自分はほとんど読んだことがないのであった…。森茉莉が短編集1冊でギリギリ読んだといえるか?むしろなんで著者はこの人たち読もうと思ったんだ?きっかけは何だ?と違うことが気になり出す。まあそれは著者がいずれ別の本で語るのでしょう。2024/03/15

一柳すず子

4
作家と作品に対する愛がすごい。読みやすいしそれぞれの作品に興味を持った。いろいろ読んでみようかなー。2025/04/30

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