出版社内容情報
〈仏画の見方を知ることができるガイド書〉
〈近代の大コレクターたちが競って蒐集した「藤原仏画」〉
日本美術の精華とされる「仏画」。鑑賞するには仏教、画法や美術理論の知識、高い観察眼が求められます。本書は、名品とされる仏画の「名画である理由」をわかりやすく学びながら、仏画の見方を知ることができるガイド書です。
仏画の描き方を教える本や塗り絵本は数多くありますが、見方を紹介する本は類書がほとんどなく、仏画に興味を持つ読者には打ってつけの内容となっています。近代の大コレクターたちが競って蒐集した、平安時代中・後期につくられた「藤原仏画」を中心に見ていきながら、その精髄を探ります。
内容説明
近代の大コレクターが所有した「名画」とされる仏画から読み解く芸術鑑賞の知恵。
目次
序章 はじめに―おさえて頂きたい心構え
第1章 仏教の歴史
第2章 「図像(かたち)」で見る仏画
第3章 「様式(スタイル)」で見る仏画
第4章 仏画の技法
第5章 近代の大コレクターから学ぶ仏画の鑑賞
終章 最後に―更に勉強したい人のための参考文献
著者等紹介
大原嘉豊[オオハラヨシトヨ]
昭和46年(1971)生まれ。平成11年(1999)京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。同12年(2000)博士(文学)。京都大学人文科学研究所助手、京都国立博物館学芸課研究員、同館学芸部保存修理指導室長などを経て、令和5年(2023)より学芸部教育室長。専門は東洋仏教絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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