出版社内容情報
〈茶の湯と真摯に向き合ったからこそ紡がれる、力強い言葉たち〉
〈「茶の湯」に以前ほどの情熱を感じなくなった時、手にとってほしい一冊です〉
女性として初めて裏千家今日庵の業躰となり、激動の時代に裏千家を支えた茶道家・濱本宗俊(1901~86)氏の随筆集。厳しく枯高な茶風で知られ、ジャーナリストとしても活躍。まさに茶の湯とペンに生きた人でした。
本書は、昭和56年刊行の『滴水庵 茶の湯閑話』(講談社)を再編集し刊行。茶道具名品考や茶の湯者の心得など、著者の知見の数々は今も色あせることなくあなたを律してくれることでしょう。
内容説明
昭和の激動期、裏千家を支えた今日庵業躰・濱本宗俊による随筆集。
目次
第1章 お道具草紙(はしぶみ;圜悟と密庵 ほか)
第2章 十牛図私解(尋牛;見跡 ほか)
第3章 会記(会記というもの;絵入り茶会記 ほか)
第4章 折り折りの記(茶の文字;無茶の茶 ほか)
著者等紹介
濱本宗俊[ハマモトソウシュン]
明治34年(1901)兵庫県生まれ。本名・俊子、滴水庵と号す。昭和元年(1926)「茶道月報」記者となり、女性ジャーナリストとして活躍。同10年今日庵業躰、同45年今日庵名誉教授・家老職となった。同61年没。享年84(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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