内容説明
稽古が楽しくなる、まじめな茶の湯雑学入門書。茶の湯100の疑問に答えます。
目次
名物裂「紬地人形手金襴」にはこんな意味が!?
徳川将軍も食した?最高級の金平糖の角の数は?
懐紙のサイズの男女差はどのくらい?「飛龍頭」は禅宗の料理ではなく、南蛮スイーツだった?
茶道具で「露」という個所は、いくつある?
信長の愛蔵品「菓子の絵」の菓子とは?
紹鴎は「茶杓」と言わなかった?
茶銘の「昔」は濃茶、「白」は薄茶を意味するものではなかった?
茶銘「後昔」の読み方は「あとむかし」or「のちむかし」?
茶道具の通称「ふとん」とは?〔ほか〕
著者等紹介
中村幸[ナカムラサチ]
京都芸術大学非常勤講師。京都造形芸術大学大学院博士課程芸術専攻修了。専門分野は喫茶文化史、東アジア交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宇宙猫
18
"○の字が付く言葉はいくつあるか"という知識じゃなくて雑学の本。まさにトリビア。茶席の話題にはなるかも。2021/11/26
マカロニ マカロン
1
個人の感想です:B。茶道に関してのトリビアを100話掲載。茶道具、作法、服装、茶室、茶事のメニューなど興味深い事項で知らなかったことが色々と書かれていた。「守破離」、「懐石」、なぜ亭主を「東(とう)」と言うのかなど用語の解説が分かりやすかった。なかでもドント焼きの「左義長」と「毬打炭(ぎっちょうすみ)」の言葉のルーツが同じというのはとても興味深く読んだ。先日読んだ『戀童夢幻』(木下昌輝)にも出てきた山上宗二の書いた秘伝書がしきりに引用されていて、秀吉に歯向かって殺された茶人という私の認識が一変した2021/04/12
もい
0
茶の菓子・道具・茶事・茶会など、様々なジャンルから「へえ!」と思える知識を得ることができる本。1つのエピソードにつき2~3ページなのでスキマ時間に読みやすいです。道・学・実の学の補助教材にいいかも。2021/04/30