内容説明
京都に息づいている書の美と歴史。寺院、神社、美術館、博物館、老舗、公園…京都市とその周辺に収蔵される、または見ることができる古代から近代までの日本・中国の書の名品を地域ごとに案内、解説。
目次
第1章 京都が誇る書の名宝(風信帖(空海筆)―空海が唐からもたらしたもの
十七帖(上野本、王羲之筆)―王朝の書の原点
本阿弥切古今集―筆跡と料紙の交響
「古来風躰抄」と「拾遺愚草」(藤原俊成筆・藤原定家筆)―歌学と書
草書李太白憶旧遊詩(黄庭堅筆)―内に問いかける草書 ほか)
第2章 名筆散歩(洛中(上京区・中京区)
洛東(左京区・東山区)
洛北(北区)
洛西(右京区)
洛南(下京区・南区・伏見区および京都市周辺))
総説 京都の書―複線で歩む書美の創造
著者等紹介
中村史朗[ナカムラシロウ]
1960年京都市生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業、同大学院修士課程芸術研究科修了。現在、滋賀大学教育学部教授。専門分野は、書学書道史および漢字を中心とする制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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