私の履歴書―谷口吉生

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784473043498
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

「語らない」建築家が初めて綴った、八十年の人生と建築作品への思い。

目次

作品、自分の子供のよう―ニューヨーク近代美術館などを設計
祖父、九谷焼の窯元営む―親族も建築や芸術と縁深く
疎開 金沢の祖父母宅に―空襲警報、暗闇の中を避難
父設計の自邸―たえず改修中の状態 母嘆く
建築家の父に「抵抗」―趣味とスポーツに没頭
ハーバード大学GSDに留学―人生を変えた清家清氏の一言
欧州のモダニズム学ぶ―米国の広大さと多様さも実感
卒業制作で奨学金―ボストンの設計事務所に就職
丹下研究室で海外プロジェクトに参加―「原宿の月」で夜更けまで仕事
母校などで教職に就く―昼間は指導、夜は自分の図面〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Noelle

5
面白かったー。久々金沢を訪れ、前回は鈴木大拙館の空間に心を掴まれ、この度は谷口記念建築館にて縮尺の建築模型を眺め、本書に出会う。各地で著者の建築物を訪れるが、一貫したその潔い佇まいの魅力は尽きない。そのバックボーンを初めて本書にて知る。建築家の家に生まれ建築家となったその人生は、差し引きゼロだったと著者は記すが、いえいえ、お釣りが来るほどの素晴らしい建築物が残っています。その建物に心惹かれ訪ねたい人々がいる。半世紀以上に渡り存在する建築の力は圧倒的で、それを受容できる同時代の私たちは幸せという他ないよね。2022/03/17

トマス

2
日経新聞の同コーナー、谷口吉生連載分の書籍版。父の活躍を仰ぎ見つつ、自分にできることを謙虚に積み上げる姿に好感を持った。MoMA改築のコンペに際して、同館の持つ哲学を徹底的に調べてデザインで応えた過程が印象的。谷口親子の金沢での建築も見直してみたくなった。2019/11/16

yokkoishotaro

0
大変面白かった。葛西水族園や鈴木大拙館などとてもいい建築が多い印象で、谷口の生い立ちから哲学などに触れることができてよかった。2023/08/31

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