内容説明
お茶の道を歩んで七十年。五代にわたって裏千家家元に仕え、茶の出合いと縁に生きた日々。昭和五十年(一九七五)刊行の『茶の湯随想』を今ここに復刊。裏千家五代に仕えた茶道家が語る、明治・大正・昭和の茶のありよう。
目次
出合い
舌上に龍泉在り
平常心是道
夜咄
機縁
足下に雲を生ず
一華開発
浄碧天
折水
新咄蕊―新に蕊いずる〔ほか〕
著者等紹介
鈴木宗保[スズキソウホ]
明治15年(1882)12月13日、仙台市に生まれる。国立仙台薬学専門学校を経て、同44年より、京都裏千家にて修行。大正5年(1916)に今日庵業躰となり、同9年東京へ。伝衣老師から庵号を授かり、「日々庵」を創始。同12年より5年間、茶道普及のため北海道へ赴き、昭和4年(1929)に帰京。今日庵名誉教授、淡交会理事等を歴任。昭和44年に勲五等瑞宝章、49年に第9回淡々斎茶道文化賞を受賞。御家元十五代鵬雲斎から道号「太翁」を授かる。昭和55年(1980)9月28日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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