鼓に生きる―歌舞伎囃子方田中佐太郎

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784473042750
  • NDC分類 774.7
  • Cコード C0076

出版社内容情報

男の世界に生きた女性・田中佐太郎がその波乱万丈の人生を語ります。〈「あの人がいなかったら今の歌舞伎囃子はない」──。伝統を守り、次代へ繋いだ一人の女性の闘いの日々〉
〈女人禁制の歌舞伎の世界でたくましく生きた一人の女〉

歌舞伎の上演に欠くことができない音楽「歌舞伎囃子」。男子の後継者に恵まれなかった田中流の家元・11世田中傳左衛門(人間国宝)は江戸時代から続く家の芸を愛娘・佐太郎に託す決断をします。父の厳しい教えを受けながら女人禁制の歌舞伎の世界で歯を食いしばって生き、三人の息子(亀井広忠、13世田中傳左衛門、田中傳次郎)を一流の演奏者として鍛え上げた佐太郎。
古稀を迎えた今、その半生を振り返ります。2017年月刊『なごみ』の連載を大幅に加筆。夫で能楽囃子葛野流大鼓方の亀井忠雄(人間国宝)、息子たちのインタビューなども交えて単行本化。

田中佐太郎[タナカサタロウ]
著・文・その他

氷川まりこ[ヒカワマリコ]
著・文・その他

内容説明

「もし彼女がいなかったら、今の歌舞伎囃子はない」―。歌舞伎の上演に欠くことができない音楽「歌舞伎囃子」。男子の後継者に恵まれなかった厳父の遺志と芸を継承し、次代へとつないだ田中佐太郎が、女人禁制の歌舞伎界に捧げたその半生を語る。

目次

序幕 出生~九代目佐太郎襲名(千尋の谷へ;稽古を日常とせよ;黒御簾うちの女性;妻・田中佐太郎を語る―「魔物」を作りあげた人(亀井忠雄))
2幕目 能の稽古、結婚まで(早く下手になれ;初心忘るべからず;母・田中佐太郎を語る―自分を貫いた「凜とした女性」(亀井広忠))
3幕目 父の教え、自ら教えてきたこと(時分の花;教えることで教えられたこと;稽古の心得;母・田中佐太郎を語る―天下一品の教育者(十三世田中傳左衞門))
大詰 次代への継承(継ぐを以て家とす;鼓の家;鼓の未来へ;母・田中佐太郎を語る―生涯「佐太郎」のままで(田中傳左次郎)
孫たちへの稽古)

著者等紹介

田中佐太郎[タナカサタロウ]
1948年、歌舞伎囃子田中流十一世家元・田中傳左衛門の三女として生まれる。64年、九代目田中佐太郎を襲名。現在は国立劇場養成課の講師などとして後進の指導に力を注ぐ。夫は能楽師葛野流大鼓方の亀井忠雄。長男は能楽師葛野流十五世家元・亀井広忠、次男は歌舞伎囃子田中流十三世家元・田中傳左衛門、三男は歌舞伎囃子方・七代目田中傳次郎(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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筋書屋虫六

3
待ってました!の単行本化。鼓の家に生まれ、女ながらにその後継を任され、亀井忠雄を妻として支え、3人の息子をそれぞれを能楽・歌舞伎の囃子方のトップ奏者として育てあげ、さらに田中流家元として多く弟子を育成する邦楽界のスーパーレディ。田中流は玄人しか育てない。女子禁制の黒御簾に出演することを許されたのは六代目歌右衛門のお引き立てだったとか、父十一代傳左衛門との厳しいけれど愛情の濃いエピソード。こういう人生もあるんですね。隅々まで面白かった。そして、その指導は孫へ。機会を捉えて佐太郎さんの演奏を聴きに行きたい。2018/11/11

takao

2
ふむ2021/02/25

中川 勇也

1
★★☆☆☆ 良妻賢母、稽古を日常とせよ、つらい記憶だけが残る稽古はしない2019/02/14

和田 信久

0
人目がないからと油断すれば、鼓を構える肘が下がったり、太鼓の撥を取る時に雑音が出たりする。そうした姿勢は、必ず演奏にも表れる。技術だけではなく「見えないところにも心を配ることで芸の品格が育つ」とあった。感慨深い。

an

0
自分も伝統芸能を学ぶ身として、大変示唆に富んだ本で、勉強になりました。 師匠から学んだ芸は、次の世代に伝える。それが恩返しになる。 折に触れて、読み返したいと思います。2020/08/23

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