茶室を感じる

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  • サイズ B5判/ページ数 160p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784473042682
  • NDC分類 521.86
  • Cコード C0052

出版社内容情報

四季を通し、茶室で行われた数寄屋大工棟梁と現代建築家の対話。茶室のディテールに迫り、「感じる」とは何かを問い直す。〈11の名茶室で行われた数寄屋大工棟梁と現代建築家の対話〉
〈感じることは、自分を知ること〉

平成29年『淡交』で一年間にわたり連載した『茶室を感じる』を書籍化。日本随一の数寄屋大工棟梁・中村義明氏と新進気鋭の現代建築家・前田圭介氏が実際に茶室を訪ね、それぞれの茶室のディテールに迫ります。日本に三席のみ存在する国宝茶室「待庵」「如庵」「密庵」を含む十一の茶室すべてを撮り下ろし。圧倒的な経験値から紡ぎ出される棟梁の言葉が、茶室に宿る日本の美意識と重なりながら、「感じる」とは何かを問い直す一冊。

中村義明[ナカムラヨシアキ]
著・文・その他

前田圭介[マエダケイスケ]
著・文・その他

内容説明

「待庵」「如庵」「密庵席」をはじめ、総合芸術とも評される茶道の美意識が凝縮された11の名茶室を数寄屋大工棟梁と現代建築家が巡る。その空間に身を置き、かつての茶匠と同じ目線から茶室を感じた全記録。何百年という風雪に耐える数寄屋建築の美に迫る。

目次

場が揺らぐ 待庵
浮世に佇む 庭玉軒
光を連ねる 如庵
時代を扱う 妙香庵
未来に問う 宝松庵
流れを生む 桐蔭席
壁が波打つ 飛涛亭
色気が漂う 密庵席
自然を図る 忘筌
土に生きる 伴雪
心技を写す 神宮茶室
中村外二工務店材木倉庫・中村外二邸にて
用語解説
再び待庵をたずねて

著者等紹介

中村義明[ナカムラヨシアキ]
数寄屋大工棟梁・中村外二工務店代表。1946年、京都市生まれ。68年、大阪日本万博日本庭園内茶室新築工事をはじめ、ニューヨーク・ロックフェラー邸新築工事、神慈秀明会祭事棟迎賓館工事、伊勢神宮茶室工事など多くの現場で主任者・主任責任者を務める。2010年には、羽田空港国際ターミナル4F江戸小路の演出・施工、翌年2011年はハンティントン茶室の設計・施工を担当。他にも、俵屋旅館、菊乃井、和久傳など各店舗の新築・改修工事で数寄屋建築を手がける

前田圭介[マエダケイスケ]
建築家・UID主宰、広島工業大学教授。1974年、広島県福山市生まれ。1998年、国士舘大学工学部建築学科卒業。2003年、UID設立。建築・庭・街といった内外の境界を一体的に捉え、伝統的な日本建築を現代的に再解釈した作品は常に国内外で高い評価を得ている。主な受賞歴/2011年日本建築学会作品選奨、ARCASIA建築賞ゴールドメダル(アジア)。2013年JIA新人賞。2014年DESIGN VANGUARD:この年世界で最も活躍した次世代の建築家10名に選出(アメリカ)。2016年AR House 2016最優秀賞(イギリス)。2017年グッドデザイン金賞、土木学会デザイン賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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紫野和久傳丸の内店の内装が好き過ぎる理由がやっと判明した。空気を作り出し、建築を介して人と自然が繋がり、考えつくされた用の美。2021/09/14

YuYu

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この茶室の本はポルノみたい。詩的な文章に凄く色調を調整された写真。本に出てくる待庵や如庵は現在外からしか見れず、空間を体験をすることはできない。本のデザインもよく、どんどん読めてしまう。茶室を感じた気になるすごい危険な本だ。 ただ対談する二人が語る現代から視る茶室の学ぶべきとこが垣間見れておもしろかった。2018/10/22

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