出版社内容情報
日本の社会福祉制度は、従来、児童は「児童福祉」サービス、高齢者は「高齢者福祉」サービスというように対象別に援助する形で法律がつくられ、サービスが展開されてきた。家族は家族メンバーが支える、あるいは支えなければならないという暗黙の了解があった日本において、家族全体を視野に入れた制度的サービスは現在のところ皆無に等しい。しかし、老老介護、育児ノイローゼなどの問題は、家族というシステム全体を支える福祉の視点を要請している。本書はその認識のもと、新たな家族福祉論の体系化をめざす。
【目次】
序 なぜ、今、家族福祉か
1 現代社会と家族
2 家族福祉の意味と視点
3 家族福祉の歴史的展開
4 家族に対する福祉政策
5 家族福祉の援助技術
6 子どもと家族福祉
7 ひとり親家庭と家族福祉
8 児童擁護と家族福祉
9 障害者と家族福祉
10 高齢者と家族福祉
11 家族全体を支援する援助事例Ⅰ―子ども家庭支援センター―
12 家族全体を支援する援助事例Ⅱ―家族カウンセリング―
13 家族全体を支援する援助事例Ⅲ―地域で支える家族―
14 これからの家族福祉
あとがき
内容説明
育児ノイローゼ、老老介護、ドメスティック・バイオレンス―変貌する家族を支えるために。家族というシステム全体を支える新たな家族福祉論の展開。
目次
なぜ、今、家族福祉か
現代社会と家族
家族福祉の意味と視点
家族福祉の歴史的展開
家族に対する福祉政策
家族福祉の援助技術
子どもと家族福祉
ひとり親家庭と家族福祉
児童養護と家族福祉
障害者と家族福祉
高齢者と家族福祉
家族全体を支援する援助事例
これからの家族福祉
著者等紹介
相沢譲治[アイザワジョウジ]
1958年生まれ。四国学院大学大学院文学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。現在、平安女学院大学助教授
栗山直子[クリヤマナオコ]
1971年生まれ。大阪市立大学大学院生活科学専攻博士後期課程単位取得。現在、山陽学園短期大学専任講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。