日本園芸界のパイオニアたち―花と緑と、20の情熱

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473041876
  • NDC分類 622.1
  • Cコード C0045

出版社内容情報

明治から昭和にかけて、日本園芸界の近代化と発展に尽力した先駆者20人を紹介。身近な植物の姿に隠された近代園芸の歩みも詳述。〈明治から昭和へ、日本園芸界の近代化と発展普及に尽力した20人の先駆者たち〉
〈アサガオ、アジサイ、ユリ、サボテン?園芸植物に込められた人々の愛情〉

近代日本において園芸界の先駆者となった20人を採り上げた人物誌。明治から昭和にかけて、園芸家・研究者はもちろんのこと、日本初の総合園芸商社の創立者や園芸雑誌編集者、園芸愛好家である作家や俳優など、幅広い分野の人々が、現在、庭園や公園で私たちの目を楽しませてくれる花卉植物の発展・普及に尽くしてきました。西洋園芸をいち早く取り込んで近代化をリードし、戦中、戦後の混乱期に園芸を守りぬいたそれらパイオニアたちの事績を紹介するとともに、アサガオ、サクラソウ、ハナショウブ、サボテン、ユリ、アジサイなど、身近な園芸植物の姿に込められた人々の深い愛情、輝かしい近代園芸の歩みを明らかにしてゆきます。

椎野昌宏[シイノマサヒロ]
著・文・その他

内容説明

アサガオ、アジサイ、ユリ、ハナショウブ…植物に込めた大きな夢、深い愛情。明治・大正・昭和にかけて、新たな時代の園芸を切り拓いた人々―園芸家・企業家・研究者・編集者・作家・俳優ら先駆者たちの、20の物語。

目次

序論 植物交流と園芸文化―江戸後期から戦後まで
第1部 日本の園芸界を創成した人たち―明治・大正・昭和初期(日本初、園芸綜合商社を創業―鈴木卯兵衛;園芸は芸術。小田原生まれの園芸家兄弟―辻村常助と伊助;都会に緑を…。都市型公園の導入と植樹―井下清 ほか)
第2部 日本の園芸界を守った人たち―戦前・戦中・戦後(明治に生まれた園芸家の真骨頂―伊藤東一;園芸家よ常に夢あれ―吉村幸三郎;国際的ユリ展をいつか日本でも…―清水基夫 ほか)
第3部 新しい時代の園芸界を支えた人たち―戦後の混乱を乗り越えて(とびきり良い花を―平尾秀一;園芸文化の保存から育種まで―朝顔とさくらそう―中村長次郎;観葉ベゴニアを日本にひろめた命名の名手―御園勇 ほか)

著者等紹介

椎野昌宏[シイノマサヒロ]
園芸研究家。1931年生まれ。横浜国立大学経済学部卒業。40年以上にわたる商社勤務(海外を含む)を経て、日本花菖蒲協会会長をはじめとする諸団体の要職につく。現在は日本ベゴニア協会理事長、また日本花菖蒲協会、横浜さくらそう会、横浜朝顔会の理事をつとめる。平成28年度園芸文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

8
おもしろかったー!「18世紀から19世紀にかけて、園芸文化史上に燦然と輝くのは、東洋では日本、西洋では英国であるといわれています。」という冒頭から一気に引き込まれてしまった。いま様々な植物によって目を楽しませてもらえることができているのは先人のおかげなのだな!当たり前のように目を喜ばせるものが身近にある、その環境が国民性に与えた影響が少ないはずがない。植物おたくの先人たち、ありがとうございます!!2017/09/13

志村真幸

1
 著者は園芸研究家。花菖蒲、ベゴニア、さくらそう、朝顔などを栽培している。  『園芸世界』の連載を中心にまとめられたもので、明治以降に日本の園芸界を牽引した21人の事績を紹介している。  とりあげられているのは、鈴木卯兵衛、辻村常助・伊助、伊藤東一、龍胆寺雄、平尾秀一、桐野秋豊など。それぞれの生涯、育てた花、つくりあげた品種、著作、手がけた農園や種苗会社といったあたりが手際よく解説されている。  業界に精通した著者ならではの精密な視点から語られており、日本の園芸がどのように発達してきたかがよく理解できる。2025/04/02

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