出版社内容情報
古今の茶会記を通して、茶の湯の歴史・茶道具・茶席の趣向を楽しく学びます。6号では茶会記から茶会の道具組みについて読み解きます〈茶会の記録「茶会記」は茶の湯を深めるヒントの宝庫〉
〈初心の方からベテランの方まで楽しめるシリーズです〉
2017年の淡交テキスト『茶会記に親しむ』は、茶会の記録・台本である「茶会記」にさまざまな角度から迫り、茶の湯をさらに楽しむためのヒントを探ります。今月の《茶会記の基礎知識》では、「茶会記と伝書」「茶会の変容」の二テーマについてわかりやすく解説。《古会記を読んでみよう》では、『茶湯参候覚』『加州金沢住居口切客之覚』から宗旦・仙叟の茶会を取り上げます。《茶会記と楽しむ茶席の趣向》では充実の写真に茶会記解説を添え、六月の茶席(薄茶)を誌上で体験します。担当は淡交会徳島支部・春藤宗美氏です。そのほか、各界の著名人による茶会記にまつわるエッセイ《茶会記に想う》や、茶会記によく出ることば「共筒・追筒・替筒」の解説頁、茶道具「籠花入」の基礎知識を養う頁も設け、初心の方からベテランの方まで楽しめる一冊をお届けします。
神津朝夫[コウズアサオ]
春藤宗美[シュンドウソウビ]
赤木明登[アカギアキト]
淡交社編集局[タンコウシャヘンシュウキョク]
目次
茶会記の基礎知識6(茶会記と名物記・伝書;茶会の道具組み)
茶会記と楽しむ茶席の趣向(六月 徳島県・春藤宗美)
茶会記によく出ることば6(共筒・追筒・替筒)
茶会記に想う(未来の工人と茶を喫す)
古会記を読んでみよう6(『茶湯参候覚』他)
この茶道具、何と書く?(花入「籠」)