内容説明
千利休、千宗旦、小堀遠州、金森宗和…茶匠たちが工夫をほどこした30の名茶室に学ぶ、現代の茶室づくりのヒント。
目次
待庵―空間の自然な拡がり
如庵―用と美の空間
飛涛亭―洞床の工夫
遼廓亭―ずれの美学と工夫
金地院茶室―躙口と水屋の間の工夫
燈心亭―素材の取り合わせと勝手の工夫
澱看席―出入口周辺と仕切壁の工夫
閑隠席・枡床席―相対的意匠の工夫
庭玉軒―茶室と露地の一体化
今日庵・又隠―壁面意匠と洞庫の工夫〔ほか〕
著者等紹介
飯島照仁[イイジマテルヒト]
茶室建築家。芸術学博士。昭和33年群馬県生まれ。宝塚造形芸術大学(現宝塚大学)大学院造形研究科博士課程修了。裏千家学園茶道専門学校卒業。平成元年、財団法人今日庵に入庵し、裏千家家元の重要文化財建造物保存及び数寄屋建築に従事。国内外の茶室と露地の設計及び建築に携わる。現在、井田林業数寄空間研究室室長兼代表取締役。また、茶道総合資料館客員研究員、宝塚大学講師、京都学園大学講師、裏千家学園茶道専門学校講師、茶の湯文化学会理事などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スエ
2
専門用語が多すぎてまったく頭に入ってこなかった……。一応巻末に用語集や図解があるんですけど、完全に玄人向けの本でした。せめて写真で楽しめればよかったのだけれど、それもイマイチで。2016/07/24
知降 星人
1
茶室は、自身の修行の場であると同時にもてなしの空間であり、客に最善を尽くす場でもあります。2022/05/19
西夏
1
家に茶道が出来る空間が欲しい。でも、茶室ではない、というか茶室には出来ない。とりあえず茶室の本を読むかと図書館で借りた次第。昔の人は茶室を作る機会が沢山あり、工夫の余地があったのだろうと思いました。コロナ禍では難しいけれど、色々な茶室を見て周りたいです。2021/12/26
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