淡交新書<br> 近代茶人の肖像

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淡交新書
近代茶人の肖像

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  • サイズ B40判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784473039927
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0076

出版社内容情報

皇族・政治家・実業家・料理人・僧侶など、近代日本人20名の人生と茶の湯を、豊富な逸話とともに紹介。

〈皇族・政治家・実業家・料理人・僧侶……茶の湯に遊んだ近代日本人20人の人物誌〉
〈茶の湯史を追えば、日本の近代史が見えてくる〉

「近代数寄者の巨人・益田鈍翁は茶杓で和菓子を食べて叱られた」「幻の数寄屋建築家・柏木貨一郎は土蔵に住んでいた」など、豊富なエピソードとともに、近代に茶を楽しんだ人物20名を紹介。大正天皇妃・貞明皇后、悲運の宰相・近衞文麿、西本願寺連枝・大谷尊由など、これまで近代茶道史に登場することの少なかった人物を多く取り上げます。激変する世相の中で、近代日本人はどのように茶の湯に遊んだのか。当時の茶の湯を追えば、日本の近代史がほの見えてきます。月刊誌『なごみ』2014年連載に大幅加筆。

【著者紹介】
遠山記念館学芸員

内容説明

「近代数寄者」を中心とした近代茶道史から、学者や料理人、軍人、僧侶、皇室にまで視野を広げた新しい近代茶道史へ。20人の茶の湯と人生を豊富な逸話と共に取り上げ、それぞれの茶の湯の楽しみ方を見つめます。近代史上よく知られた人物、市井の知られざる風流人の姿が生き生きと立ち上がる茶人伝。

目次

井上馨(世外)―政界の雷親父は細心なる茶人
有栖川宮熾仁親王(霞堂)―親王の茶の湯に見る宮家と華族の社交界
安田善次郎(松翁)―慎しく陰徳を重ねた財産家の茶の湯
今泉雄作(常真)―茶道具再評価の種を蒔いた江戸っ子
平瀬亀之輔(露香)―大阪の茶の湯を牽引した「粋の神」
住友友純(春翠)―茶の湯に文人趣味を融合させたエリート実業家
益田孝(鈍翁)―近代の茶の湯を双肩に担った巨人
馬越恭平(化生)―数々の逸話を残した「ビール王」数寄者
柏木貨一郎(探古斎)―土蔵に住んだ幻の数寄屋建築家
岡倉覚三(天心)―茶より酒を愛した『茶の本』の執筆者
正木直彦(十三松堂)―美術と茶道に橋を架けた美術学校長
貞明皇后―満州皇帝を茶の湯でもてなした大正天皇妃
三井高棟(宗恭)―財閥の盛衰を見つめた三井家当主の茶の湯
團琢磨(狸山)―鈍翁から経営と茶の湯を受け継いだ男
大谷尊由(心斎)―茶の湯三昧の境地に遊んだ宗教家
前田利為(梅堂)―旧大名家軍人のたしなみとしての茶の湯
式守蝸牛(虎山)―悲運の宰相、戦時下の茶の湯
栗山善四郎(八百善)―江戸懐石を伝え、茶の湯を愛した料亭主人
加藤正治(犀水)―憲法の制定に携わった法学者茶人

著者等紹介

依田徹[ヨダトオル]
1977年、山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻、博士後期課程修了。美術博士。遠山記念館学芸員。専門は日本近代美術史、茶道史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きいち

20
お茶はヨコのつながりの世界。維新の元勲や財閥の総帥たちが、数寄や趣味で傑出した人の仲立ちで水平につながる。宮本常一が描いた民衆の世界とはかけ離れていても、人のつながりの原理が同じことに驚く。◇そういえば、茶が大きな役割を果たしたのは利休やへうげもの織部の時代と明治大正、ともに大きな階層変動があった時代だな。ここで紹介されている、名物を蒐めた大物たちも元は下級武士なり商売人の息子、秀吉同様の成り上がり者だ。茶には社会を安定させる機能があるのだろうか。同じ水平でも民俗学やマンガとは違うな、両方あってナンボか。2015/03/24

Kuliyama

0
大正天皇妃、宮様、美術学校長、宗教家・・とあまり取り上げられないお茶人が登場し、興味深く拝読しました。2015/06/04

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