出版社内容情報
箱書を解読しながら、くずし字を読むための基礎知識や箱書に頻出する言い回しなどをわかりやすく解説した入門書。
〈箱書を例に挙げながらくずし字読解の基礎を学ぶ一冊〉
〈これからくずし字の勉強を始める方に必携の入門書〉
茶会の待合で箱書を目にしたとき、そこに認められた文字が読めず、もどかしい経験をされたことはありませんか? 本書は、実際に茶道具の箱書を例に挙げ、文字を解読しながら、くずし字を読むための基礎知識や箱書に頻出する言い回しなどをわかりやすく解説しています。月刊『淡交』で平成23年から二年間連載した「茶会で役立つ箱書の手引き?くずし字の基礎と解読?」をもとに加筆・修正し、さらに紹介するくずし字の数も増やして一冊にまとめました。箱書でよく目にするくずし字が約300
文字収録されています。短時間でくずし字の勉強ができるように工夫された構成になっており、茶会に出かける際やちょっとした空き時間に読み進めることができます。これからくずし字の勉強を始める方に必携の入門書です。
内容説明
24の箱書の写真を例にあげながら具体的に解説。似ているくずし字・別の形にくずされた字など300以上のくずし字を収録。箱書に頻出の言い回しやくずし字の基礎知識をポイントで紹介。
目次
竹丸窓花入の内箱蓋裏
又日庵作茶杓の共筒と共箱蓋裏
桃香合の箱蓋表・同蓋裏
又玄斎作黒茶碗の内箱と中箱の蓋裏
風炉灰形の陶製小型模型の箱蓋表
夕顔皆具の箱蓋裏
置篭花入の箱蓋裏
青交趾写荒磯水指の箱蓋裏
秋野棗の箱蓋表・同蓋裏
桑腰蘆透風炉先の箱蓋表〔ほか〕
著者等紹介
橘倫子[タチバナミチコ]
兵庫県生まれ。神戸女学院大学文学部総合文化学科を経て、平成19年、神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了(学術博士)。専門は日本近世史(日本文化史、陶磁史)、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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