淡交新書
「和漢のさかいをまぎらかす」―茶の湯の理念と日本文化

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  • サイズ B40判/ページ数 263p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784473038838
  • NDC分類 791.04
  • Cコード C0076

出版社内容情報

茶の湯の祖・珠光の言葉「和漢のさかいをまぎらかす事、肝要肝要」をテーマに、和・漢が入れ子になっている日本文化の諸相をみる。

〈だから茶の湯はおもしろい!〉
〈珠光の言葉で日本文化を再検証〉

茶の湯の祖・珠光に「この(茶の)道の一大事は、和漢のさかいをまぎらかす事、肝要肝要」ということばがあります。日本(和)は中国(漢)の文化を取り入れ、和風化することで成立してきたことは言うまでもないことですが、「和漢のさかい」とはどういう構造になっているのか、また「まぎらかす」とはどういうことなのか、茶室や絵画・茶道具を通して、再検討してみると、「和」「漢」を取り込んだ「和」に「茶の湯」というイメージを成立させている、茶の湯の偉大さがあらためて理解できるでしょう。

【著者紹介】
学習院大学教授

内容説明

カップヌードルやオムライスは、「和漢」「和洋」のまぎらかし?和歌と漢詩、やまと絵と唐絵、和物と唐物…「日本」「中国」が入れ子になった日本文化について、茶の湯をヒントに考えた。

目次

序章 「和漢のさかい」への疑問
第1章 「和漢」の構造
第2章 人でたどる「和漢」の略史
第3章 「まぎらかし」の諸相
終章 和漢の構図と茶の湯の現代性

著者等紹介

島尾新[シマオアラタ]
1953年東京都生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。同大学院美術史学専門課程修士課程修了。東京国立文化財研究所美術部広領域研究室長、多摩美術大学教授を経て、学習院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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もち

2
「和」「漢」の二項対立は入れ子構造になっているという。茶の湯についてなので室町の文化や禅宗などと密接に関連している。知っている美術用語が茶の湯由来であることを初めて知るなどした。2023/07/28

PENGUIN

0
言いたいことはわかる、が、どうにもこの方の日本語が読みにくかった。2013/08/26

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