出版社内容情報
水屋での茶道具の準備と後始末について、稽古に通う人が心得ておくべきことを、イラストでわかりやすく解説する「水屋虎の巻」。
茶の湯に欠かせない数々の茶道具。それらの水屋での準備と後始末について、そして水屋そのものの使い方などについて、稽古に通う人がまず心得ておくべきことを、イラストでわかりやすく解説。茶事茶会ではなく、稽古場の水屋で必要なことに限定することで、より手軽に、分かりやすい造本にしています。稽古を始めたばかりの方はもちろん、基本をおさらいしたい方も必携の「水屋虎の巻」です。月刊『なごみ』2009年連載の単行本化。
【著者紹介】
茶道家
内容説明
「軸を掛ける時、床の間の畳に上がってもいいの?」「茶碗の水を切るとき、伏せて置いてはいけないの?」まず心得ておきたい水屋仕事のポイントを、イラストでわかりやすくお伝えします。
目次
1章 水屋と茶室の下準備(水屋棚の名称と配置;水屋の「布」;茶巾の扱い ほか)
2章 茶道具の準備(釜の扱い;水を使う道具の扱い;茶碗の仕組み方 ほか)
3章 茶道具の後かたづけ(火の後かたづけ;釜の仕舞い方;炭道具の仕舞い方 ほか)
著者等紹介
入江宗敬[イリエソウケイ]
北海道生まれ。裏千家正教授。東京・自由が丘の自宅でお稽古をするかたわら、靖国神社裏千家茶道教室でも教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お萩
5
味見程度しか触れたことのないお茶の世界。きちんきちんとしたあの仕草にはこれだけの決まり事があったんだなあ...。準備から後片付け、最初から最後まで清潔な美しさ。2016/11/29
RIE5
1
意外と体系だてて学んでこなかったので、いい整理になりました。何となく、を形に。見えるように。そうなる手助けになってくれる教本です。願わくば、茶筅の手入れも知りたかったかな。2012/11/12
Mimi Ichinohe
1
お茶を習い始めたばかりの初心者なので、水屋のことは上級すぎました。この間、風炉の鉄瓶を素手で触って「あ・・・」と言われました。触っちゃダメだったんですね。ということも書いてありました。それにしても、これほどの準備を整えて、生徒をももてなしているのかと先生の偉大さを感じられます。お茶の世界にもう少し深く入ったら、また読み返して確認したい本です。水屋七拭(みずやななぬぐい)の歌。「清浄は 茶巾 帛紗に手と手巾 水屋手拭 布巾 雑巾」2012/09/07
PENGUIN
1
何で著者名が監修の入江宗敬じゃないのかが気になりますが、リチャード・カッツ? 検索しづらかったです。ともあれ、解りやすく水屋仕事が解説されていて良かったです。知らないことも色々解って勉強になりました。2012/02/29
Mimi Ichinohe
0
再読。なんのことだかほぼわからなかった2年前の初読に比べて、なるほどね!っていうことがたくさんありました。この間炉開きの炭手前を見せてもらったので炭のことが少ぉしわかって嬉しい。煙草盆、見たことないから見てみたい。あとお片づけ。紐の結び方もわからないし、風呂敷の結び方も知らなかった(決まりがあるのね)。まだまだ先は長いなぁ。そして長いから、これからいろいろと知るのが楽しみ。2014/12/26