京都の古寺 庭(にわ)を読み解く―なぜ京都のお寺には名庭が多いのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473037985
  • NDC分類 629.21
  • Cコード C0070

出版社内容情報

京都の寺院には日本を代表する庭園が多く存在し、それは奈良の寺院をはじめ地方のお寺を圧倒しています。なぜ京都の寺院には名庭が多いのか? 「にわ」とは一体何なのか? など、京都の寺院30ケ寺の庭園の分析を通じて、庭に一貫して流れる構造や思想、各寺院の庭園の知られざる変遷・歴史を探ります。単なる庭園のガイドではなく、庭園を超えて寺院の境内や周辺の景観をも含め、「てら」と「にわ」の関係、「庭」と日本文化の関わりについて考察する一冊。

【著者紹介】
国際日本文化研究センター教授

内容説明

林泉を楽しむ。景観を探求する。京都の寺院30ヵ寺の庭園、さらに寺院の境内や周辺の景観を通じて、日本文化にとっての「にわ」について分析。新視点の庭園論。

目次

東寺・東寺の「にわ」―平坦な境内は、京都の庭の原形
西本願寺・虎渓の庭と白書院―聚楽第伝来の巨石連なる「もてなしの庭」
東本願寺・門徒衆をもてなす「園」と「殿」―市中に展開する数寄と水の庭・渉成園
東福寺・「伽藍面」に別荘・月輪殿の記憶―東福寺の境内と方丈・塔頭の庭園
泉涌寺・仏の庭と神の庭―境内の景観は雄大な大庭園
智積院・学問の寺ならではの軽快感と華麗さ―智積院・名勝庭園の構造
妙法院・平重盛「小松殿」の庭園を空想―積翠園と妙法院
知恩院・京都の庭にあらわれる東国・鎌倉の風―方丈庭園は常在光院庭園の後裔?
青蓮院・花の庭・数寄の庭から緑濃き寺に―検証、中世・近世の青蓮院庭園
南禅寺・貴族遊興の場から禅の庭への変身―大方丈庭園と南禅院庭園〔ほか〕

著者等紹介

白幡洋三郎[シラハタヨウザブロウ]
1949年、大阪府生まれ。京都大学卒。西ドイツのハノーファー工科大学に留学。京都大学農学部助手、国際日本文化研究センター助教授を歴任。1994年『プラントハンター―ヨーロッパの植物熱と日本』で毎日出版文化賞奨励賞受賞。1996年に日本造園学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひろただでござる

1
庭園・・・庭と園の違いがそんなところにあるとは。これから庭や園を見た時には謎解きめいた想像をしてしまいそう。2012/10/23

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