出版社内容情報
茶席の花から、若い方もより楽しみが広がるよう、茶花のアレンジも提案します。
茶道を学ぶ方々の多くは、「花(茶花)」「花を入れる」ことは常に興味、勉強の対象になっています。花を入れていく時のポイントや花と花入とのバランスなど、一年を通じてヒントとなる内容にしてゆきたいと考えています。また、古今の会記から茶人たちが茶事、茶会でどのような花、花入を好んできたのか探っていく項目や、カメラマン自ら山野を歩き、花本来の姿を紹介するなど、様々な視点から花を学びます。
目次
茶花の心得帖 四月の花あれこれ
季節の花を入れる(白花延齢草 黒文字;雪餅草 雲龍柳;雪餅草 花蘇芳;さかさ富士 花筏 ほか)
茶会記に見る花、花入―遠州の花
野の花を求めて(衣通姫 紺蝋梅;白雲木 羊歯の新芽;白山吹 木通の花;華鬘草 ほか)
無法庵 昔語り
花紀行―サクラソウ科の花
寄稿・花に寄せて(埼玉県) 桜の季節に師を思う