出版社内容情報
正倉院が日常であること三十年。正倉院事務所長が語る、宝物とそれを守り伝えた人と場所をめぐる物語。
正倉院といえば聖武天皇の宝物──、日本人なら誰もが知っている「有名な正倉院」。それに対して、そこで働く人びと、彼らがどんな仕事をしているのか、どんな場所で働いているのか、などはほとんど知られていません。本書は、正倉院事務所の職員・所長として、長年宝物に接してきた著者が語る、正倉院という場所と、千二百年の歴史を支えた裏方たちの物語です。裏方の中には、後白河法皇、信長、家康、明治天皇など、錚々たるメンバーも登場します。
【著者紹介】
正倉院事務所長
内容説明
1200年の時を超えて伝えられた約9000点の宝物、宝物を守りつづけた裏方たちのしごと…、宮内庁正倉院事務所長が語る「正倉院」の日常。
目次
正倉院って何だろう―まずは現地にご案内
宝物との出会い方、接し方―正倉院宝物の全容は?
正倉院西からの眺め
聖武天皇と光明皇后―ベッドと薬が語るのは…
宝物の重みについて
染織品の居場所について―二つの倉の生い立ち
御開封を迎えて―今年もまた秋がやってくる
古都は秋の彩り―正倉院展始まる
宝庫が迎えた人々―正倉院のゲストブック
正倉院文書について―奈良時代のしごと、私のしごと
宝物の修理・復元・模造―箜篌・鏡・獅子面ほか
お水取りの季節に―ガラス玉や仏具あれこれ
大物開眼会と正倉院宝物
正倉院の書をめぐって
正倉院の日常―庁舎いまむかし
著者等紹介
杉本一樹[スギモトカズキ]
1957年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。博士(文学)。現在、宮内庁正倉院事務所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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