出版社内容情報
さまざまな角度から捉えた、「籠」と「竹」に関わる話を、著者独特の優しく、ユーモアあふれる文体で紹介.
〈身近な「籠」と「竹」にまつわる話〉
〈知って得する「籠」と「竹」の話〉
竹芸家として活躍されるとともに、籠と竹の研究の第一人者としても認められる池田瓢阿氏。江戸千家の月刊誌『孤峰』において、平成15年から5年間にわたり連載された「籠の歴史と茶の湯」(15?17年)と「竹花入の歴史と茶の湯」(18?19年)は、瓢阿氏独特の優しい文体で、ユーモアあふれるエッセイ的な内容を交えながら、平易に籠と竹の話が語られています。その中から厳選し、新原稿を加えて、還暦の記念として出版。
【著者紹介】
昭和26年(1951)、東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後、竹芸の道に進む。祖父である初代は益田鈍翁より「瓢阿」の号を賜わり、2代目瓢阿である父も鈍翁より薫陶を受けた。平成5年、3代目瓢阿を襲名。古典の基本をしっかりと押さえつつ、竹芸の新しい可能性を探って精力的に活動し、三越本店において定期的に個展を開催。また、竹の茶道具に関する研究に力を注いでいる。現在、「竹楽会」を主宰するとともに、淡交会巡回講師、淡交カルチャー教室講師、NHK文化センター講師、朝日カルチャー講師、創造学園大学客員教授などをつとめる。主な著書に『茶の竹芸 籠花入と竹花入』『近代の茶杓?数寄者たちの優美な手すさび』、茶の湯手づくりBOOK『茶杓・共筒』『竹花入』『茶席の籠』(いずれも淡交社)、『趣向の茶事』(世界文化社)などがある。
内容説明
茶の湯にかかわる籠や竹のはなしを中心に、あまり疑問視してこなかった事柄を、籠師の立場から綴った57篇からなる、エッセイ風の短編集。
目次
籠のはなし(籠のはじまり;籠と漆;和歌に詠まれる籠;正倉院の籠 ほか)
竹のはなし(松竹立てて;お水取りのお松明;春日大社の油差し;正倉院宝物の竹 ほか)
著者等紹介
池田瓢阿[イケダヒョウア]
昭和26年(1951)、東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業後、竹芸の道に進む。祖父である初代は益田鈍翁より「瓢阿」の号を賜わり、2代目瓢阿である父も鈍翁より薫陶を受けた。平成5年(1993)、3代目瓢阿を襲名。現在、竹芸教室「竹樂会」(昭和28年(1953)、2代瓢阿創立)を主宰するとともに、淡交会巡回講師、淡交カルチャー教室講師、NHK文化センター講師、朝日カルチャーセンター講師、創造学園大学客員教授などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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