出版社内容情報
花鳥風景画という新分野を確立した日本画家・佐藤太清の代表作を網羅。孫娘によるエッセイとともにその画業をまとめた画文集
日本画家・佐藤太清(京都府福知山出身。1980年日本芸術院会員、1985年日展理事長就任、1988年文化功労者、1992年文化勲章受章/1913-2004)の代表作を、孫である安田晴美氏のエッセイとともに鑑賞するハンディタイプの小画集。1作品(1?2頁構成)に1エッセイ(4頁構成)を基本とし、太清の画業やその制作姿勢を、作品図版と文章で追体験できる構成です。一瞬のきらめきを静謐な写実とやわらかな色彩で描き、日本画界に花鳥風景画という新分野を確立した太清の代表作を網羅した、コンパクトながらも充実した内容の画文集です。
【著者紹介】
福知山市佐藤太清記念美術館顧問
内容説明
佐藤太清(さとうたいせい 一九一三~二〇〇四)は花鳥風景画という新分野を確立し、日本課壇に大きな足跡を残しました。本書は、初期から晩年までの太清の画業を網羅し、エッセイとともにその作品を手軽に楽しむ画文集。初期の代表作“清韻”、晩年の連作「旅シリーズ」の端緒を開いた“旅の朝”、画業の集大成“雪つばき”など、大清絵画の代表作全21点を収録。
目次
おもうこと
祖父の思い出
清韻
玄冬
風騒
縁雨
無
昏
東大寺暮雪
旅の朝
旅鳥
旅途
佐田岬行
雪つばき
著者等紹介
安田晴美[ヤスダハルミ]
青山学院中等部、高等部、同大学文学部史学科卒業。海外及び国内の近代・現代美術の展覧会企画及び運営業務を経て、2004年から佐藤太清の著作物管理、展覧会企画などを担当し、評論、エッセイなどの執筆や講演活動を行う。現在、福知山市佐道太清記念美術館顧問を務めるかたわら、青山学院大学大学院総合文化政策学研究科に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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