内容説明
見慣れたはずの世界が、不思議なイメージの断片となって、詩のように、古典映画のように、昆虫の視線のように、めくるめく視覚の冒険譚を紡ぎ出す。まるで記憶の写真箱を開けたように―。初期代表作、「古着のポートレイト」から最新シリーズ「12Speed」まで全18シリーズを網羅する211点の作品を収録、論考や資料とともにオノデラユキの20年間の軌跡をたどる。
目次
作品(2002-2009;1994-2000)
論考(オノデラユキ 写真の迷宮へ 創造する写真20年の軌跡―岡部友子;オノデラユキの写真箱―前田恭二;静止する反写真―フランソワ・シュヴァル)
資料編(展覧会歴;主要参考文献;作品一覧)